
ジャーニー編集部がロンドンの街をぶらりとレポート
Myビール造りに挑戦! 【後編】美味しいビールが完成!?
こんにちは、編集部Nです。先日、お届けした「Myビール造りに挑戦!」の続編、お待たせいたしました。

仕込みを終えた2週間後、再びビール造りスタジオ「Brew Club」を訪れ、まず始まったのは使用するビール瓶の消毒。この消毒という作業、ビール造りでは、これでもかというほど頻繁に行われます。消毒液を使い、用具・容器など隅々まで消毒していく地味なものですが、つい怠ってしまったり、消毒後に手で触れたりすると、不要な菌が発生して、不味い(すっぱい)ビールが出来上がるのだそう。今回ビール造りを教えてくださったロブさんは、それで何度も失敗したようで、「消毒したら部分には触っちゃダメ!」と口をすっぱくして注意します。


瓶を乾かす間、出来上がったビールを別容器に移し、ホップを取り除きます。右の写真は比重計。発酵前後の比重の変化でアルコール度数を計算します。私の造ったビールは4.5%になったことがわかり、前回試飲したモルトドリンクから進歩していることに、ひとまずホッ。

容器に残ったホップ。強烈なにおいを放っていて、これを掃除するのがこのビール造りで唯一、そしてかなりしんどかった…。


二次発酵(瓶内発酵)のための砂糖水を少量入れ、ビールを瓶につめていきます。専用の機械でキャップをはめれば、完成。この作業にかなり浮かれた…。

ボトリングの後、瓶内発酵の目安となる2週間が過ぎ、いよいよ飲み頃! せっかくならばビールが美味しく感じられる暑い日に飲みたい! と思っていたものの、いつものことながらロンドンのお天気はなかなか優れず、とうとう、ある日曜日に栓を抜きました。トクトクトクトク…とグラスに注いでみると、濃い色合いのちゃんとしたビール色に、ビールっぽい泡!
ドキドキ…
グラスを口に近づけると、さわやかな香りにテンションが高まります。味の印象は、すっきりとしてフルーティー。軽やかな口当たりです。うん、これは大成功! 次回は、もう少しコクがある味に仕上げたいなぁとまで思ってしまいました。でも何をどうすればコクが出るのかは、未知の世界。今後の楽しみが増えそうです。(了)
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編集部 N