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ぶらりんぐロンドン

ジャーニー編集部がロンドンの街をぶらりとレポート

ヘンリー8世の最後の王妃が眠る、スードリー城

ヘンリー8世の6番目にして最後の王妃、キャサリン・パーが暮らした、コッツウォルズ地方にあるスードリー城(Sudeley Castle)。1547年にヘンリー8世が死去したとき、まだ35歳だったキャサリンは、周囲の反対を押し切ってかつての恋人、トーマス・シーモア(ヘンリー8世の3番目の王妃の兄)と結婚。しかし、妊娠中に夫がエリザベス王女(のちのエリザベス1世)と浮気したことに激怒した彼女は、ロンドンから離れてこの城に移り住みました。

城の一部は廃墟となってしまっていますが、現在もアッシュクーム(Ashcombe)男爵家が暮らしています。エリザベス1世のドレスの柄を模したという、チューダー様式の「Knot Garden」など、ガーデンも見どころです。

ヘンリー8世の妹を祖母に持ち、のちに「9日間の女王」と呼ばれることになるレディ・ジェーン・グレイを側に置き、熱心に教育しました。2人は親娘のように仲が良く、よく一緒にガーデンを散歩していたとか。

出産後、36歳で死去したキャサリンは、スードリー城内に建つセント・メアリー教会で眠りにつきました。王室所有地に埋葬されなかった、唯一の英国王妃だそうです。

やがてセント・メアリー教会は廃墟化し、19世紀に入ってからキャサリンの墓が発見されました。何度も棺の開け閉めを繰り返した結果、遺体は風化して「茶色の灰」になってしまったそう。その後に改めて、この墓がつくられました。
チェルトナムからバスで20分、ウィンチクームの町の中心部からは、徒歩15分ほどでスードリー城に着きます。

編集部 ナカコ