
ジャーニー編集部がロンドンの街をぶらりとレポート
シェイクスピア没後400年!グローブ座を見学
今年はシェイクスピアの没後400年という、メモリアル・イヤー。せっかくの機会なので、エリザベス朝を代表する劇場で、数多くのシェイクスピア作品が初演された「グローブ座 The Globe」(1599年建造、1997年再建)のExhibition & Theatreツアーに参加してきました。

テムズ河の南岸沿い、サザーク駅から徒歩10分ほどの場所にあるグローブ座(Shakespeare's Globe)。Exhibition & Theatreツアーは奥の赤い看板の下が入口です(大人£15)。昼の公演がある日は、午後12時~4時頃までツアーは中止になりますので、事前に公演情報をチェックしておくと安心です。

グローブ座のゲートは、1997年の再建時に新しくつくられました。シェイクスピア作品の中に登場する125個のモチーフで飾られており、中央には能面らしきものも!

ミュージアム内では、シェイクスピアのロンドンでの生活、当時の演劇事情のほか、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの劇団員による練習風景も見学できます。華麗な殺陣のパフォーマンスを見せる劇団員(右の2人組)に、見学者は思わず拍手。剣に触らせてもらっている人もいました。

再建されたグローブ座での公演で使用された衣装や小道具も展示されており、すべて劇団のオリジナル品だそうです。甲冑は「ハムレット」(2000年)で亡霊として登場する先王、奥のベッドは「ロミオ&ジュリエット」(2004年)のもの。

昼の公演「12夜」で使われた舞台セットを解体中。危険なので舞台に近寄れませんでしたが、作業していないときは、舞台に上がることもできるようです。

「グローブ座の裏側」をじっくりと楽しめました。現在、公演のチケットも発売中。舞台前の立ち見スペースは5ポンドですので、ガイドツアーに参加した後は、ぜひ劇も鑑賞してみてください!(屋根がないので、雨天の場合は濡れます)
グローブ座(Shakespeare's Globe)のWEBサイト
編集部 ナカコ