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ぶらりんぐロンドン

ジャーニー編集部がロンドンの街をぶらりとレポート

ウィリアム・モリス・ギャラリーに行ってきました!

産業革命を経た英国で、市場にあふれる大量生産の粗悪品を目の当たりにし、手仕事の美しさや、熟練職人による工芸品の価値に目を向ける運動(アーツ・アンド・クラフツ運動)を主導したウィリアム・モリス(William Morris, 1834~1896)。植物をモチーフとしたテキスタイル・デザインを見たことがある人も多いのでは? 「モダン・デザインの父」とも呼ばれ、のちに日本で柳宗悦が追求した民藝運動にも影響を与えたとされるモリスが少年期から青年期を過ごした家が、ロンドン北部のウォーサムストウ(Walthamstow)にあります。お天気に恵まれた先週末、出かけてきました!

photo01現在は、ギャラリーとして入場無料(!)で一般公開中。外にはブループラークも掲げられています。
photo02展示内容は、裕福な家庭に生まれた彼の生い立ちから、「モリス商会(Morris & Co.)」の起業、オックスフォード・ストリートでの店舗開設など、その生涯を追います。モリスは49歳の頃、社会主義へと傾倒していくのですが、その流れをたどることができるのも同ギャラリーの魅力。当時彼が思想を記し、日々持ち歩いたパンフレットや、「Socialism」と大きく書かれたハンドメイドのバナーなどが紹介され、アーティストとは別の表情にも迫ることができます。
photo04タッチパネル式でモリス商会のビジネスを紹介したり、お絵かきをできるコーナーもあり、子連れでも十分楽しめそうです。
photo03展示以外にも、フロア(写真左)や扉(同右)など、館内の所々がモリスのテキスタイル・デザインで彩られています。併設されるカフェにあるガラス張りの天窓もモリス柄なのでこちらもお見逃しなく。
ウィリアム・モリス・ギャラリーへは、ロンドン中心部から遠くはなく(例えばオックスフォード・サーカス駅から最寄のウォーサムストウ・セントラル駅までヴィクトリア線で約20分)、ウォーサムストウ・セントラル駅からは徒歩10分ほど。ちょっとしたお出かけにぴったりです。

William Morris Gallery
水~日 午前10時~午後5時
入場無料
www.wmgallery.org.uk

編集部 C

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