ジャーニー編集部がロンドンの街をぶらりとレポート
キンコン西野、ロンドンで絵本展!
毎年9月に開催される、ロンドン・デザイン・フェスティバル。2003年にスタートしたデザインの祭典で、ロンドン各地でインスタレーションの展示、トレードショー(見本市)、ワークショップなどが行われ、街全体が「デザイン」を通して活気づきます。
今回、筆者が足を運んだのは、東ロンドンにある「Old Truman Brewery」(旧ビール醸造所)で開催中の「ロンドン・デザイン・フェア 2018」。家具や照明、テキスタイルなど、インテリアのトレンドがわかるフェアで、36ヵ国から550団体が出展しています。
その会場内の一角(H6, 1st Floor)に、お笑いコンビ「キングコング」の西野亮廣(あきひろ)さん(38)が制作した絵本「えんとつ町のプペル」のファンタジックな世界を表現したインスタレーション・スペース「Poupelle of Chimney Town in London」があります。特殊フィルムとLEDで加工された「光る」絵本の挿絵、全41点がずらりと並ぶ様子は圧巻。描かれた看板やポスターの文字、行き交う人々の姿など、絵本では確認しづらかった細部までじっくり見ることができます。見れば見るほど様々な発見があって、とっても面白い!
絵本作家としても活躍中の西野さんは、これまで5冊の絵本を世に送り出しており、2016年10月に発売した「えんとつ町のプペル」の現在の発行部数は、なんと約38万部! 1万部売れたらヒット、10万部売れたらベストセラーと言われる出版界において、この数字は驚異的です。アニメ映画化の企画も進んでいるとのことで、2020年公開に向けて鋭意制作中なのだとか。展示スペースでは、絵本の世界をイメージした西野さん作詞・作曲の音楽も流れていて、気分を盛り上げてくれます。
ちなみに、絵本「えんとつ町のプペル」はこれです。子ども向けとしては比較的ページ数がありますが、文章は日本語だけでなく英語も併記されているので、お子さんの英語の勉強にもいいかも。
ロンドン・デザイン・フェアは、今週末の9月23日(日)まで。残念ながら、西野さんの来場予定はないとのことですが、ぜひ足を運んでみては? (編集部 ナカコ)
https://www.londondesignfair.co.uk
Old Truman Brewery
91 Brick Lane, London E1 6QR
※情報は2018年9月21日現在