ジャーニー編集部がロンドンの街をぶらりとレポート
ザ・ローリング・ストーンズのNo Filterツアー、ロンドン公演に行ってきた!

5月17日にアイルランドのダブリン公演で初日を迎えたザ・ローリング・ストーンズの「No Filter」ヨーロッパ&UKツアー2018。ロンドナー達が待ちに待ったロンドン公演が5月22日に開催され、足を運んできました。

会場は2012年のロンドン五輪のメイン・スタジアムとして建設された「London Stadium」。現在はサッカー・プレミアリーグ、ウェストハム・ユナイテッドのホームスタジアムとしても使用されています。

スタジアム外の物販コーナーやフード・ストールも大盛況。アリーナ内にも物販テント、ドーナツ・ストール、バーなどが設置され、ステージが始まる前も始まった後も会場内は一様にリラックスした雰囲気。


今ツアーのスポンサーであるJeep社のブースでは、衣装や小物を見につけての記念撮影をすることができ、私もギターを抱えて一枚撮ってもらいました。

この日のサポート・アクトは元オアシスのリアム・ギャラガーに加え、元オアシスのギタリストであるポール・”ボーンヘッド”・アーサーズが参加。
奇しくも昨年マンチェスター・アリーナで行われたアリアナ・グランデの公演中に発生し、22人もの犠牲者が出たテロ事件からちょうど1年であったこの日。
リアムはオアシスの名曲「Live Forever」をマンチェスターに捧げると、会場はこの場にいるファンと同じようにコンサートを楽しんだであろう犠牲者たちへの鎮魂の念と、悲しみを乗り越えようとする熱い空気に包まれました。
ストーンズも公式ツイッターで「You and I are going to live forever.. thank you to @liamgallagher #stonesnofilter」とリアムに感謝の意を表明しました。

リアムの公演が終わり、スクリーンにストーンズのロゴが映し出されると、会場のボルテージはさらにヒートアップ。
ストーンズ登場のアナウンスが流れると割れんばかりの歓声が巻き起こり、「Street Fighting Man」のギターの響きと共にコンサートがスタートすると、まるで観客のアドレナリンが一気に噴出するのが目に見えるような盛り上がりでした。

メンバー全員70歳越え、最高齢のチャーリー・ワッツは2018年6月2日に御年77歳を迎え、バンド結成からは今年で56年。そのことを考えると、つい年齢を加味してストーンズを見てしまうのですが、年齢のことなど忘れさせられる変わらぬパフォーマンスにはやはり感動してしまうのです。


客層は子供から大人までまさに老若男女ですが、座席有の席にはやはりストーンズと同世代であろうファンの方々の姿が目立ちます。

立ち上がらずにいられない「It's Only Rock 'n' Roll (But I Like It)」、歳を重ねると言葉の意味がより染みてくる「You Can't Always Get What You Want」を合唱し、「Honky Tonk Women」「Sympathy for the Devil」「Start Me Up」「Brown Sugar」で、体の隅々までストーンズに染まり、アンコールの「(I Can't Get No) Satisfaction」、最後の最後で盛り上がりは頂点に達しました。


バケットリスト(死ぬまでにやりたいことリスト)のひとつ、「ストーンズのライブを見に行く」という項目が達成されましたが、バケットリストなど忘れてただただ音楽に酔いしれて楽しみ、「また見に来よう!」と決意を新たにした夜となりました。 皆さんも「行きたいなー」と少しでも思っているアーティストの公演にはどんどん行っておきましょう!(編集部H)

Street Fighting Man
It's Only Rock 'n' Roll (But I Like It)
Tumbling Dice
Paint It Black
Ride 'Em on Down(Jimmy Reed cover)
Under My Thumb
Fool to Cry(first since 17 March 1999)
You Can't Always Get What You Want
Honky Tonk Women(followed by band introductions)
Before They Make Me Run(Keith Richards on lead vocals)
Slipping Away(Keith Richards on lead vocals)
Sympathy for the Devil
Miss You
Midnight Rambler
Start Me Up
Jumpin' Jack Flash
Brown Sugar
アンコール:
Gimme Shelter
(I Can't Get No) Satisfaction