ぶらりんぐロンドン

ジャーニー編集部がロンドンの街をぶらりとレポート

ヨークシャー・デイルズで滝トレイル

イングランドらしい美しく牧歌的な風景の中に、特異な地質によるユニークな景色が点在するヨークシャー・デイルズ国立公園。イースター休暇中にヨークシャー・デイルズの西南端に位置する滝を巡るトレイル「イングルトン・ウォーターフォールズ・トレイル(Ingleton Waterfalls Trail)」を歩いてきました。

駐車場の先にあるトレイルの入口から出発し、トゥイス川(River Twiss)に沿ってヨークシャー・デイルズに足を踏み入れます。シーズン中は途中に売店が3ヵ所ありますが、トイレはトレイルの後半に1ヵ所しかないので、駐車場にあるトイレで済ませておきましょう。

お弁当を持参したので、適当な河原を見つけてまずは腹ごしらえ。川のせせらぎを聞きながら、大自然の中で食べるお弁当はいつもより美味しく感じます。

一方を苔むす崖、一方を川に挟まれたスウェラ幽谷(Swella Glen)を進みます。

苔むす岩場に張り巡らされた木の根は、『天空の城ラピュタ』の世界のよう。

無数のコインが埋め込まれた大きなマネー・ツリーがありました。

英国のあちこちの森で見ることができるマネー・ツリーは、誰が、いつ、なぜはじめたのかはっきりとはされていないようですが、一説には、「1700年代のスコットランドに銀貨が埋め込まれた木があった。この銀貨は病気の男が気に銀貨を押し込むと病気が治ったが、その銀貨を引き抜いたものは病気をもらってしまった。それからというもの、無病息災や様々な願掛けとしてコインを倒木などに埋め込む『Wishing Tree/Money Tree』の風習がはじまった」とも言われています。

ひとつめの滝、Pecca Fallsが見えてきました。5つの滝が連なる長さのある滝です。

Pecca Fallsを横目に、切り立った岩場に造られた階段を上っていきます。

ひとつ目の休息所が現れました。アイスクリームやホットドッグが売られています。

視界が開けた渓谷に現れたのは、このトレイルの中で一番規模の大きなThornton Forceの滝が見えてきました。

1808年と1816年の2度にわたりヨークシャーをスケッチ旅行に訪れたのが画家のウィリアム・ターナーです。地質学に大いに興味を持っていたターナーは、2度目の訪問時にこの滝をスケッチしており、そのスケッチは現在テート・ギャラリーが所蔵しています。

Thornton Forceの上流を横切り、ローマ時代の街道Twisleton Laneへ進むと、羊が草を食む丘の地帯へと景色が変わります。

ここで2ヵ所目のカフェが登場。

駐車場でもらえる地図には記載されていないものの、ツーリスト・インフォメーションで教えてもらった丘の上の石畳の景色を見るために、木の道しるべから街道をそれて丘を登ります。

急な坂道を上り始めて約20分で頂上に到着。疲れたけれど上った甲斐のある風景が広がっていました。ここで一休みした後、また街道まで下ります。

この後3ヵ所目のカフェでトイレ休憩をとった後、ドウ川(River Doe)沿いの渓谷へと進みます。

ドウ河にもBeezley Falls、Rival Falls、Baxengyhll Gorgeが連なります。

急にカーブしたり、幅を狭めたりと、変化に富んだ滝が見られます。

ゆっくり歩いて約5時間のトレイルでしたが、丘の上の石畳に寄らなければ4時間ほどで歩けそうです。

ようやくイングルトンの村に到着。

変化に富んだ景色で5時間歩いてもそこまでの疲れを感じさせないトレイルでした。(編集部H)

Ingleton Waterfalls Trail
Broadwood Entrance, Ingleton, Carnforth LA6 3ET
www.ingletonwaterfallstrail.co.uk
【入場料】
大人(16歳以上):6ポンド
子供:3ポンド
ファミリー(大人2人+子供3人):15ポンド※駐車料金込み

※情報は2018年4月25日現在