ぶらりんぐロンドン

ジャーニー編集部がロンドンの街をぶらりとレポート

ロンドンで北朝鮮拉致をテーマにした舞台、上演中

テムズ河沿いにあるナショナル・シアターでは、日本と北朝鮮を舞台にしたスリラー劇「The Great Wave」が上演中(2018年3月10日~4月14日)。チケットがほぼ売り切れとなるほどの人気です。

テーマは北朝鮮拉致問題。姉妹喧嘩のあと家を飛び出した妹のハナコは、海岸で暴風雨に遭ってしまいます。後を追った姉のレイコは妹が何者かに連れ去られるのを目撃したものの、妹の行方はわからず、手がかりがつかめないまま月日が過ぎていきます。一方、ハナコは連れされれた先の北朝鮮で、すべてに戸惑いながらの生活が始まり…というストーリーです。

(C) photographer Mark Douet

脚本はフランシス・ターンリー。ハナコ役は、日本人の母親を持つクリスティ・ライダー(写真左)、レイコ役は、日本生まれのカエ・アレキサンダー(写真右)。
日本と北朝鮮の日常が交錯しながらストーリーは展開します。知らない土地で家族の元に帰ることだけを目標に懸命に生きるハナコと、突然家族を失った悲しみに耐えながら生きる日本の家族の苦悩が丁寧に描かれ、胸がしめつけられました。途中、会場からもすすり泣く音が聞こえてきました。

(C) photographer Mark Douet

日本のことが英語で語られるというのに最初は少し違和感がありましたが、始まってすぐにそんなことなどまったく気にならなくなり、気づけばインターバル、そしてあっという間に2時間20分のお芝居が終了していました。英国から遠く離れた日本と北朝鮮のお話ですが、チケットは連日ほぼ売り切れ。今ならまだ間に合うかも!?(編集部C)

The Great Wave
2018年3月10日~4月14日
Dorfman Theatre at National Theatre
Upper Ground, South Bank, London SE1 9PX

※情報は2018年3月14日現在