ぶらりんぐロンドン

ジャーニー編集部がロンドンの街をぶらりとレポート

ABBAのエキシビションに行ってきた

サウスバンク・センターで昨年12月~今年4月29日まで開催中の「ABBA Super Troupers The Exhibition」に行ってきました。
1972年~1982年というたった10年間しか活動していなかったにもかかわらず、スウェーデン出身ならではのわかりやすい英語で世界的ヒットを次々と飛ばし、世界で最も成功したバントのひとつであるABBA。「恋のウォータールー」「マンマ・ミーア」「ダンシング・クイーン」「ギミー!ギミー!ギミー!」などの数え切れないほどのヒット曲を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか?
1974年に英国ブライトンで開かれたユーロビジョン・ソング・コンテストでは、「恋のウォータールー」で出場し、見事グランプリに輝いています。

私が日本で青春時代を過ごしていた頃、すでに解散していたアバですが、1992年10月に結成20周年を記念した19曲入りのベスト・アルバム「ABBA GOLD」が発売されると、日本を含めた全世界で1500万枚を売り上げる大ヒットとなりました。 その後も彼らの楽曲は愛され続け、1999年にはロンドンで代表曲を網羅したミュージカル「マンマ・ミーア!」が初演され、現在も世界各地でロングランを続けています。

そして2008年にはミュージカルを映画化した「マンマ・ミーア! 」が米国で公開され、再びアバの楽曲が注目されました。映画では、「アバの歌なら全部歌える!」と出演を快諾したという名優メリル・ストリープが、ボヘミアンな母親役を演じ、ノリノリのダンスと歌を披露、ゴールデン・グローブ賞主演女優賞にノミネートされました。 2018年7月には英国で10年ぶりとなる続編映画「Mamma Mia! Here We Go Again」の公開を控えています。

さて、今回のエキシビションは、サウスバンク・センターの最下階にある、小さな部屋が洞窟のように連なる展示室で行われ、時間入場制のガイド・ツアー形式。ツアー参加者はアバの全盛期に青春時代を過ごした思われる年齢層の方が半数以上でしたが、若い方もちらほら。

レコード型のドアを開け、いざアバ・ワールドへ! ガイドの方によって語られる、アバの歴史や逸話などを聞きながら、ポスターやアバの着せ替え人形などが飾られた70年代の典型的な英国の家庭を再現した部屋、実際の楽譜などが展示されたレコーディング・スタジオ、ステージ、野外コンサート会場、衣装やギターが飾られたツアー先のホテル、落書きだらけの70年代のディスコのトイレ(!)など9つの展示室をめぐります。 次の部屋へのドアがタンスなどのわかりにくい隠し扉になっているところもあり、ワクワクさせられます。

レコーディング・スタジオではツアーの参加者もマイクの前でコーラス隊となって、レコーディングを擬似体験。私も他の参加者数人と共に、日本代表としてマイクの前で歌ってきました。
テレビ画面からは当時のテレビ映像やステージの映像が流れます。70年代の汚~いディスコのトイレでは参加者もペンを持っていれば落書きOK! 私も壁に「アバ←ABBA」と書き込んできました。

ベニーとフリーダ、アグネタとビヨルンというカップルによる健全さと明るさも受けたアバでしたが、成功の裏でそれぞれのカップルの離婚、殺害予告事件によるツアーの中止など、それまで明るいイメージのあったグループに徐々に暗い影がさし始めます。
アバの誕生から終焉までを振り返った旅の最後は、ちょっとしんみりとした気分にさせられながらも「Thank You for the Music」の合唱で締めくくられました。

サウスバンク・センター内には、スウェーデンのストックホルムにあるABBA The Museumで販売されているアバ・グッズが買える期間限定ショップがオープンしています。

日本ツアーのロゴをプリントした粋なTシャツ、キュートなミラーボールのキーリング、ポスター、70年代のモダンアート風なデザインがオシャレなポストカード、「ダンシング・クィーン」が流れる小さなオールゴール・ボックスなど、ファンでなくとも欲しくなってしまうような北欧ならではのハイセンスなグッズが並んでいます。懐かしい方も、映画やミュージカルでファンになった方も、足を運んでみては?(編集部H)

ABBA: Super Troupers The Exhibition
4月29日(日)まで
チケット:15~20ポンド(要予約、時間制)
ツアー所要時間:約1時間
Southbank Centre
Belvedere Road, SE1 8XX

※情報は2018年3月14日現在