ぶらりんぐロンドン

ジャーニー編集部がロンドンの街をぶらりとレポート

英国最大級! リバプール大聖堂の塔にのぼってみた

ロンドンから電車で2時間半の都市リバプール。来週号の週刊ジャーニー(2017年10月19日発行)で予定している特集取材のため、出かけてきました。リバプールといえばビートルズを思い浮かべる人も多いと思いますが、ビートルズでめぐるリバプールは来週号をご覧いただくとして、今日はリバプールの名所のひとつ「リバプール大聖堂」をご紹介したいと思います。

リバプール大聖堂は1904年に着工し、2度の世界大戦を経た74年後の1978年に完成。英国最大級の英国教会の寺院として知られています。

設計は建築家ジャイルズ・ギルバート・スコット(Sir Giles Gilbert Scott)。1903年に大聖堂の設計を任命されたときにはまだ22歳の若者で、後にロンドンのアイコニックな建物として知られるバタシー発電所、現在テートモダンとなっている旧発電所を設計しています。改めて建物を思い浮かべてみると、共通しているような感じがします。本人は 1960年に亡くなってしまったので、リバプール大聖堂の完成を見ることは叶いませんでした。大聖堂の中央の床には、彼のメモリアルが飾られています。

英国の名物の赤い電話ボックスを手がけたのもスコットであることから、大聖堂内には電話ボックスが展示されていました(これもなんとなくスコットらしい…かも…?)。 さてこの大聖堂には、高い塔が設けられ、地上101メートルの高さからリバプールの街並みを眺めることが可能です。そのスタート地点となるのが、この電話ボックスの隣にあるリフト。大聖堂内にあるギフトショップで「Tower Experience」のチケットを購入(5.50ポンド)し、赤い電話ボックスの前にいるスタッフにチケットを見せると、塔への行き方を案内してくれます。

最上階まで一気にリフトで運んでくれるかと思いきや、まずはレベル4までリフトであがり、その後、細い廊下と階段を抜けて2つ目のリフトに向かい、そこからレベル10へ。そしてさらに108段をのぼってようやく頂上にたどり着きます。 途中、1つ目のリフトと2つ目のリフトをつなぐ通路は上の写真のような感じで、ひっそりとした大聖堂内のまさに「舞台裏」。人がまったくいなかったので、正直不安になりました。

上の写真は、2つ目のリフトを降りて、108段ある階段の最後のほうです。これもまた不安にさせるつくりで、塔の内側の壁に沿って階段が設けられ、一番上から下を覗くとレベル5まで吹き抜け。ちょっとしたスリルです…。

最上階は360度のパノラマ! リバプールの街並みを一望できます。 訪れた日はあいにくの曇り空+暴風ということで、景色を思う存分堪能! というわけにはいきませんでしたが、塔までの道のりが、建造物の裏側に足を踏み入れたようで面白く、のぼって大正解! 行く機会があればぜひ足を運んでみてください。

出口に向かう途中に目に入ってきた立派なステンドグラス。その下のピンクのネオン「I felt you and I knew you loved me」は、英国の現代アーティスト、トレーシー・エミンの作品です。こちらもお見逃しなく。(編集部C)

Liverpool Cathedral
St James’ Mount, Liverpool L1 7AZ
※情報は2017年10月11日現在

英国で唯一!日本語の週刊誌「ジャーニー」

征くシリーズ ビートルズ生誕の地 リヴァプールを征く ※ebookは木曜の午後5時更新
オンラインで読む