携帯電話を飛び出した

emoji

■携帯電話のメッセージ・アプリやSNSなどで使われる日本生まれの「emoji(絵文字)」。シンプルでわかりやすいキャラクターやシンボルマークたちが、携帯電話に留まらない人気を呼んでいる。

英オックスフォード辞典が選ぶ2015年のワード・オブ・ザ・イヤーに、泣き笑いの表情の絵文字「Face with Tears of Joy」が選ばれ、「emoji」の単語が英語として定着したことが、内外に示された。英国人の生活にもなくてはならないものとなった、愛すべき絵文字たちが今、携帯電話を飛び出し、様々なグッズに姿を変えている。
メッセージで最も多く使用される顔文字の丸顔はキャラクター・グッズとしての商品開発が容易なようでいち早く様々なグッズとなって登場。丸顔はクッションの形としても理想的で、『売れ筋』に敏感なオックスフォード・ストリートのみやげ物ショップの店頭にも、ここ数週間の間に顔絵文字クッションやキーホルダーが揃い、観光客にも人気となっている。
また、顔文字や食べ物、動物などの絵文字を並べれば、ポップなテキスタイルにも変身。洋服のみならず、バッグや布団カバーなどの柄としても人気だ。
「流行を逃すまい!」とばかりに、どこよりも素早く絵文字をファッションにとりいれたのはファスト・ファッション各社。「H&M」では、絵文字柄のパジャマや下着、バッグや傘など、子供から大人までの商品が揃う。明るく元気な印象の柄は、子どもなら男女を問わず喜んでくれそう。「普段着に取り入れるのは…」と、ためらいがあるという大人でも、パジャマや下着なら取り入れやすく、明るい気分になること間違いなし。「Topshop」を覗いてみると、イヤリングやネックレスなどのアクセサリーが飾られていた。

【左】一日のやるべきことを絵文字で表現したパジャマ・セット=Topshop/22ポンド www.topshop.com
【中】絵文字柄のパジャマで明るい気分に!?=子供用、H&M/9.99ポンド www2.hm.com
【右】ネックレス=Accessorize/6ポンド http://uk.accessorize.com

絵文字の可愛らしさはまだ自分の携帯電話を持たない年齢の子供たちにも大人気。筆者の周りでも特に女の子の間で流行中。お絵かきに、友達と交換するお手紙にと、せっせと絵文字を描いている姿は微笑ましい。
日本発の文化、いや、もはや新たな言語としてひとり立ちした『絵文字』が世界標準となってくれるのは、我々日本人としては嬉しいもの。

答え:①Bath ②York ③Paddington ④Barking ⑤Glasgow ⑥Liverpool ⑦Bournemouth ⑧Blackpool

(文/ネイサン弘子)