ロンドンの名所をトランスフォーム!?

切り絵×風景

 

 


 

 

■咲き乱れる花々や緑豊かな森林、夕焼けに染まる空…といった、色鮮やかな自然の風景に切り絵を重ねて撮影することによって、動物の姿や女性のスカートの柄などを表現する「切り絵と自然のコラボレーション写真」が、画像投稿サイト「インスタグラム」で流行している。なかでも、ロンドン在住の写真家、リッチ・マコー(Rich McCor)さんが投稿する写真は、お馴染みの観光名所を『大変身』させるという発想の豊かさとユニークさで人気を呼び、インスタグラム・ユーザーのあいだで大きな話題となっているという。

 

  ヨーロッパを飛び回り、各地の観光名所や旅の風景をとらえた写真がならぶ、リッチ・マコーさんのインスタグラム・サイト「paperboyo」。
ビッグベンやロンドン・アイなどのランドマークに、自身が制作した黒地の切り絵を重ねあわせることで、まったく別の「風景」に変えてしまう斬新な写真を、今年の夏頃からインスタグラムに投稿しはじめた。じわじわと人気が上昇し、半年ほどでフォロワーが約9万人に到達。いまやインスタグラマー(人気のインスタグラム投稿者のこと)の一人となっている。


彼のインスタグラムを覗いてみると、とにかくその柔軟なアイディアに感心しきり。ビッグベンは腕時計に、ロンドン・アイは自転車の前輪に、背後にタワーブリッジが見える噴水はシャンパン・ボトルから噴き出す泡に、O2アリーナはバースデー・ケーキに変身! 紙面ではその一部しか紹介できないのが残念なほどだ。
ちなみに、マコーさんのお気に入りショットは、噴水をシャンパンの泡に見立てた写真。水が噴き出すタイミングとその位置やアングルをあわせるのに苦労し、納得の一枚を撮り終えるまでに、50回近くもシャッターを押したのだとか。  撮影場所に紙とハサミを持参し、アイディアが浮かんだらその場で切り絵を作成して撮影するそうで、なかなか思い浮かばずに悩むケースもあるとのこと。
ロンドンのほかにも、パリの凱旋門やルーヴル美術館、エッフェル塔のほか、コペンハーゲンの人魚姫の像、最新の写真ではマルタのアズール・ウィンドウなど、どれもガイドブック等でお馴染みである景色の新たな一面を見ることができる。次なる目的地は「ニューヨークか、来年五輪が開催されるリオデジャネイロに行きたい」と語るマコーさん。
独自の視点で楽しむ観光名所での記念撮影、みなさんもぜひチャレンジしてみては?
(文/本紙編集部 中小原和美)

 写真はすべて© Rich McCor(@paperboyo)Instagram photos and videos