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新旧の英国を代表する顔、顔、顔を揃えてリニューアル・オープン National Portrait Gallery

© Olivier Hess
■トラファルガー広場に鎮座するナショナル・ギャラリーの一角を形成し、英国人や英国にゆかりのある人物の肖像画やポートレート写真を専門に展示するナショナル・ポートレート・ギャラリーがリニューアル・オープンした。英国を代表する『顔』を拝みに早速足を運んだ。

2020年7月に閉館し、3年ぶりに再オープンしたギャラリーの正面玄関は、改装前の道路に面した狭い東側から北側に移動。玄関前には広場が整備され、広く堂々とした入り口で来場者を迎える。

地上階には現王室メンバーから歌手のエド・シーランに至るまで、現代の著名人の肖像画が並ぶ。筆者は日本からの家族や友人をこのギャラリーに案内することが多いが、日本人にも知られた顔が多くあり、アートにさほど感心のない人でも楽しんでくれるので助かっている。

上階のメイン・ギャラリーは英国史をなぞるように展示室を年代順に配置。チューダー朝から始まり、英国史上屈指の有名人であるヘンリー8世やその妻たち、王冠を戴いた豪華な額縁に入れられたエリザベス1世など、歴史の教科書で見たことがあるような迫力たっぷりの肖像画がずらり。そこから現代に至るまで、歴史上の偉人や王族のみならず、活動家や芸術家、歌手やモデルなど、この国を形作ってきた人々の肖像を通し、この国の物語を知ることができる。ギャラリーを出る頃には他のどんな場所を訪れるよりも英国にどっぷりと浸ったような気分になった。是非お出かけを。
(写真/文・ネイサン弘子)

ギャラリーの新たな顔となるエントランスの3枚の扉に刻まれた45の女性のポートレートは、英国を代表する現代アーティストの1人であるトレイシー・エミンによるもの。その暗さは壮麗な建物との強いコントラストを生んでいる。

何人わかる? 英国を形作ってきた人物たち


①エリザべス1世(1600年頃)、②エイダ・ラブレス(1836年。世界初のコンピューター・プログラマー)、③マーガレット・サッチャー元英首相(絵中央、1982年)、④ダイアナ元妃(1981年)、⑤スティーヴン・ホーキング博士(2005年。物理学者)、⑥ケンブリッジ公爵ウィリアム皇太子夫妻(2022年)、⑦ミック・ジャガー(1975年)。

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こんな展示もまた英国らしい!
改装前に比べてかなり広くなったエントランスホール。
ダイナミックな色使いのデザイン。

National Portrait Gallery

St Martin’s Place, WC2H 0HE
日~木:午前10時30分〜午後6時
金、土:午前10時30分〜午後9時
入場無料、予約推奨 
www.npg.org.uk

週刊ジャーニー No.1297(2023年6月29日)掲載

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