リージェンツ・パークで 野外彫刻展 Frieze Sculpture

巨大な数字が円を描くようにして並ぶ様は圧巻! 誕生を表す「1」から順に年を重ねて成長し、「0」で死を迎える。数字に魅了された彫刻家ロバート・インディアナの作品。Robert Indiana, One Through Zero, 1980-2002
■ ロンドンで開催中の「フリーズ・スカルプチャー 2019」。今年もリージェンツ・パークに20点以上の作品が展示されている。足を運んでみた。

毎年10月に美術雑誌「フリーズ」が主催し、アート界に最も影響力を持つとされるアートフェア「フリーズ・ロンドン」。今年は10月3~6日に予定されているこのフェアに先駆け、リージェンツ・パークで行われているのが、誰でも気軽に訪れることができるこの彫刻展。ヨークシャーの彫刻庭園(Yorkshire Sculpture Park)でプログラム・ダイレクターを務めるクレア・リリー氏がキュレーターを務め、国内外のアーティスト23人の作品が展示されている。

英国を代表する現代芸術家トレイシー・エミンの眠る女像。同じ形で寝転がって遊ぶ人もちらほら。Tracey Emin, When I Sleep, 2018
左:チューダー様式の建物が球形に⁉ 中のインテリアが気になる…。Lars Fisk, Tudor Ball, 2019
右:サンリオのキャラクター、マイメロディ。高さ3メートル!Tom Sachs, My Melody, 2008

ラインアップは、いかにも彫刻と呼べそうなブロンズ像から、廃材を利用したカラフな立体オブジェまで個性豊か。中には、日本人彫刻家イケムラレイコが東日本大震災への祈りを込めて制作したという作品もあり。それぞれのコンセプトが作品の横に掲げられているのでじっくり見ながらの鑑賞もいいけれど、頭を空っぽにしてアートのそばに腰を下ろしてみるのも贅沢な楽しみ方。展示はグレート・ポートランド・ストリート駅側のイングリッシュ・ガーデンズ。出かけてみよう!(文/西村千秋)

ウサギの耳と人間の顔を持つ像。空洞になったスカート部分の中に入ってみよう! Leiko Ikemura, Usagi Kannon II(うさぎ観音Ⅱ), 2013-2018

Frieze Sculpture in Regent's Park

2019年10月6日まで、鑑賞無料
https://frieze.com
下記からファミリー向けトレイルマップをダウンロードできる。
https://frieze.com/sites/default/files/app/fs19-concertina-_printable-a4.pdf

週刊ジャーニー No.1097(2019年8月1日)掲載