手軽に手作り "生"のグラノーラ「ローノーラ Rawnola」

ローノーラ
■ 食物繊維たっぷり、しかも甘みもたっぷりで食べ応え抜群のグラノーラ(granola)。でも実は市販品は砂糖の含有量が高いとか…。そこで、砂糖を含まずとも甘い"生"(raw)のシリアルを手作りする人が増えている。

日本でも数年前よりブームとなったグラノーラは、主原料であるオート麦に砂糖などを混ぜてオーブンで焼き上げた甘いシリアル。ナッツやドライフルーツ入りのものが主流で、ごつごつとした歯応えとお菓子のような甘さが人気だ。 
「食物繊維やビタミンが豊富で健康にいい!」とうたわれているが、これだけ甘いのだから、砂糖の含有量は高いはず。英大手スーパーのオリジナル商品や老舗ブランドのグラノーラの原材料を調べてみると、確かに多くの商品で砂糖が2番目に表示されており、さらにはパーム油などが含まれている商品も多い。
 そんな中、食材をなるべく加工せず生の状態で食べるローフード・ダイエットに勤しむ人や、ヴィーガンを中心に支持されているのが「ローノーラ」だ。基本のローノーラは、オート麦をはじめとする穀物と、デーツ(ナツメヤシ)を混ぜるだけ。もちろん“ロー(raw)”なので加熱処理はなし。 
ハロッズ元経営者の娘であるカミラ・ファイドさんが経営するノッティングヒルのヴィーガン&ベジタリアン・レストラン「Farmacy Kitchen」は、ローノーラが人気の店として「イブニング・スタンダード」に紹介された。ファイドさんは同紙のインタビューの中で「すでにFarmacyの定番朝食メニューになっているローノーラはヴィーガン向けのグラノーラです。一般的なグラノーラにはたくさんの砂糖が含まれていますが、私たちのローノーラは人工的な甘味料は使用せず、デーツだけでグラノーラと同じような甘みを味わえますよ」とすすめた。
同店のフレッシュ・フルーツや食用花を添えたローノーラは見た目も可愛らしく、インスタグラマーにも評判だそうだ。実際SNSにはレストランで撮影されたものだけでなく、可愛らしくアレンジされた手作りローノーラの写真やレシピビデオが溢れている。 
早速ユーチューブのレシピ動画を参考に作って試食してみると、ねっとりとした歯応えで、デーツのしっかりした甘みがあるのでプレーン・ヨーグルトにピッタリ。家にあったナッツ類とシード・ミックスを足してみたら、カリカリ感がプラスされてさらに美味!
日頃から原材料に敏感な人もそうでない人も、一度試してみては? (写真・文/ネイサン弘子)

ローノーラ

ローノーラを作ってみよう!

材料:オート麦(押し麦 Rolled Oats)1カップ、デーツ8~10個程度(デーツの量は大きさや水分量で調節)

作り方:オート麦をフード・プロセッサーに入れて低速で混ぜながら、デーツを2つずつ徐々に加え、時々回転を止め、フードプロセッサーをゆすってデーツを移動させながら、ポロポロとした塊状になるまで混ぜるだけ。

ポイント:高速で回転させると、混ざりすぎてクッキー生地のようになってしまうので、低速で混ぜ合わせるのがコツ。デーツは刃にくっつきやすいので、お掃除の際はくれぐれも気をつけて。

 

 

週刊ジャーニー No.1084(2019年5月2日)掲載