贅沢を追求したインスタレーション Flipside セルフリッジズに登場

■ 常に斬新なスタイルを提案する百貨店セルフリッジズ。その一角にあり、イベント・スペースとして利用される「The Old Selfridges Hotel」で4月26日、体験型エキシビションがスタートした。

ルイ・ヴィトンによる「旅」をテーマにした、幻想的な世界。同ブランドの代表的な商品もインスタレーションの一部として利用されている。
ロンドン中心部オックスフォード・ストリートからオーチャド・ストリート(Orchard Street)に入り、セルフリッジズに沿って歩くと、右手に現れるぽっかりと空いた大きな丸い穴。中には円形の通路が続き、奥に行くにつれて暗闇が深くなる様子は、異次元につながりそうな雰囲気…。
セルフリッジズが手がける今回のエキシビション「The Flipside」では、ファッション・ブランド「Louis Vuitton」、香水ブランド「Byredo」、スマートフォン「Google Pixel 2」、バーテンダー「Mr Lyan」など、革新的な活動を展開するブランド7社と協力し、「急進的な贅沢(Radical Luxury)」をテーマにしたインスタレーションを展示する。
ルートをたどっていくと、ブランド各社による展示が次々に登場。たとえば、「Mr Lyan」による作品は、「カクテルは飲む人の気分に合わせて提供されるべきではないか?」という問いかけのもと、未来のカクテルのあり方を創造する。ブースの中に入ると3つのテーブルが用意され、それぞれの上に置かれたものを通して自分が最も惹かれるテーブルを選び、質問に答えていくと、最後に自分に合ったカクテルを提案してくれる仕掛けだ。
そのほか、「Louis Vuitton」がイメージする未来の旅、「水」や「影」を贅沢なものとして捉えた展示などが紹介され、セルフリッジズらしい斬新で独特の世界観が広がっている。(文/西村千秋)

写真左:照明を落とした室内に、各ブランドによるインスタレーションが浮かび上がる/同右:自分の気分に合ったカクテルが見つかる作品では、植物や木、フルーツなどさまざまなオブジェを通して、自分の精神状態を分析する。

The Flipside
5月20日まで、入場無料(要予約)
The Old Selfridges Hotel
Orchard Street, London W1H 6HQ
www.selfridges.com

週刊ジャーニー No.1034(2018年5月10日)掲載