スタジアムからトレンドに躍り出た フットボール スカーフ

フットボール・ファンが試合観戦の際に身に着ける、チーム・ロゴ入りのスカーフ。ロゴやメッセージが目立ちやすい細身で長いそのスタイルを、ファッション・ブランド各社がこぞって取り入れている。

【中央】Labour Oh Jeremy Corbyn Scarf 15ポンド https://shop.labour.org.uk 【右】Uniqlo J.W. Anderson Heattech Striped School Scarf 24.90ポンド www.uniqlo.com 【左】アーバン・アウトフィッターズのオクスフォード・ストリート店で際立つフットボール・スカーフ。
フットボール観戦に行く熱烈なチーム・サポーターが首にぐるぐると巻き着けているフットボール・スカーフ。ファンらは防寒対策としてはもちろん、いざ試合となればロゴを天高くかざして雄叫びを上げたり、試合に負ければ腹いせにもみくちゃにしたりと、何とも都合よく愛用している、観戦の必須アイテムだ。そんなサポーター・スタイルのスカーフに、ブランド・ロゴやメッセージが入れられたスカーフがこの秋人気だ。
通常よく使われるアクリル素材の商品とは値段も質もかけ離れた、高級感が漂うスカーフはバレンシアガから。ラムスキン100%のシアリング(ムートンの毛足を刈り込んだもの)・スカーフに浮かぶブランド・ロゴの存在感は絶大だ。
良質で手頃な価格が英国でも受けているユニクロは、ロンドンを代表する新世代デザイナーとして注目を集めている、北アイルランド出身のジョナサン・ウィリアム・アンダーソンによるJ.W. Andersonとコラボした秋冬コレクションを発表。その中でもオリエンタル系のクールな印象のモデルが身に着けたストライプのヒートテック・スカーフの広告写真が、各誌のファッション・コラム欄を飾った。
また、今年6月の総選挙で多くの若者に支持されたジェレミー・コービン氏率いる労働党の支持者の間では、コービン氏の名前をファッショナブルなロゴにしたTシャツを着用し、SNSでセルフィーが拡散されたが、「OH JEREMY CORBYN!」と編みこまれたフットボール・スカーフも労働党の公式ウェブ・ショップで発売されている。ちなみに、保守党の公式オンライン・ショップには、過去の栄光にすがるかのように故マーガレット・サッチャー元首相のキーホルダーやマグカップが並ぶ。労働党のように若者の気を引きたければ、ポップなファッション・グッズの開発もひとつの戦略になり得るかも。
この秋、長さが目を引くフットボール・スカーフで首元から全身をスタイル・アップしてみては?(文/ネイサン弘子)

【A】Urban Outfitters Wonder Striped Scarf 22ポンド  www.urbanoutfitters.com 【B】Balenciaga Shearling scarf with incrusted Balenciaga logo 1,975ポンド www.balenciaga.com 【C】Bimba Y Lola Maxi Logo Scarf 65ポンド www.bimbaylola.com 【D】ASOS Worded Fan Scarf With Tassels 16ポンド www.asos.com 

週刊ジャーニー No.1008(2017年11月2日)掲載

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