5/26 新型インフルの犠牲者数、昨年度は2009年度より増加

英国で昨冬、新型インフル(英国では、今も『豚インフルエンザswine flu』と呼ばれる)が原因で亡くなった患者は535人だったことが公式統計で判明。この数字は、同インフルが世界的に猛威をふるった2009年度の冬の犠牲者数474人を上回るものだったことを「デイリー・メール」紙が伝えた。
英政府が心配するには及ばないという姿勢をとったにもかかわらず、新型インフルの犠牲者数が2009年度よりも多かった事実は関係者に驚きをもって迎えられている。
通常のインフルエンザでは、最も危険とされる年齢層は乳幼児と高齢者だが、新型インフルでは犠牲者の70%が15歳から64歳になっている。
高齢者については、新型インフルの耐性のようなものがあるためと考えられているという。
一方、英国健康保護局「Health Protection Agency」の報告書では、最も危険とされるグループで予防注射を受けたのはおよそ半数で、予防摂取の実施率がまだまだ低いことが懸念されている。
妊婦など最も危険があるとされる患者たちが初期に予防接種を受けるよう薦められていないことにも批判の声があがっている。統計調査では、予防接種を受けた妊婦は37%のみだった。
さらに、多くの地元医「GP」で予防接種の数が足りなくなり、前年の薬品を使用しなくてはならなかった点でも、政府に批判が集まった。政府は、今後3年以内に予防接種の実施率を75%まで高め、緊急用の備蓄を40万人分、確保するよう要請している。

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