4/21 ロンドン五輪は大丈夫? ジュビリー・ライン、トラブル続き

ロンドン地下鉄の路線、ジュビリー・ラインがトラブル続きで、ボリス・ジョンソン・ロンドン市長の悩みの種になっていると「イブニング・スタンダード」紙が伝えた。
今年初めから深刻な遅延が何回も起こっているのに加え、昨日朝を含む、12時間のあいだに大規模な故障が2度も発生。一部の乗客は下車させられ、駅まで線路を歩かねばならない事態になった=写真(「イブニング・スタンダード」紙より)。
ジュビリー・ラインは毎日60万人が利用し、2012年のオリンピックでは最も重要な交通機関のひとつになるとされており、昨年、ジョンソン・ロンドン市長の管理下におかれた。
ロンドン五輪を前に、このジュビリー・ラインの信頼性を疑う声があがっているという。
同ラインでは、8,000万ポンドの費用をかけて、列車の便数を増やすとともに、走行スピードを早くするために新型のシグナル・システムを導入。
これは、信号機を使用するかわりに、各電車が電波によって線路外にあるシステムと通信を行い、このシステムから電車に指示が送られる仕組み。しかし、コンピューターが信号に接続されていないこともあり、ソフトウェアの問題がいったん起こると、電車は立ち往生。システムが再起動するころにはひどい渋滞が起こり、身動きのとれない状態になってしまうという。
また、経費削減のため、車両をバックさせる機能を取り外したことが問題を深刻にしているとされる。これにより、立ち往生した車両を迂回することもできないと報じられている。
今月19日には、信号塔の部品が車両と線路に落下するという事故も起きている。