牛肉の加工製品に関して、牛肉のかわりに馬肉などが使われていたことが判明し、ヨーロッパ全体で大問題になったことはまだ記憶に新しいが、今度は、特定のチーズについて偽装が疑われているという。「デイリー・テレグラフ」紙が報じた。
今回、問題となっているのはヤギのチーズ。ヨーロッパ全体でヤギのミルクが不足しているにもかかわらず、スーパーマーケットで販売されるヤギのチーズの量に表立った影響が出ていないことを不審に思った消費者団体「Which?」が、調査を実施。
8ヵ所のスーパーやデリカテッセンで販売されていた、ヤギのチーズ76品について調べたところ、9品につき1品の割合で、ヒツジのミルクが使われていることが明らかになったという。
このうち、3品は、原材料の実に80%がヒツジのミルクだったことが判明。ヒツジおミルクが50%強含まれていた製品も3品あったと報告されている。
人体に悪い影響はないとしても、不誠実な生産メーカーにはレッドカードを突きつけてもらいたいもの。