6/12 ハリポタ作者JK・ローリング、スコットランド独立反対キャンペーンに巨額を寄付して炎上

スコットランドの英国からの独立について、その是非を問う住民投票が、今年9月に迫る中、人気作家JK・ローリングさんが、『ハリー・ポッター』で得た巨万の富の中から、100万ポンドもの大金をスコットランド独立反対キャンペーンに寄付していたことが判明し、独立推進派からの非難の的となっていることを「メトロ」紙が報じた。

スコットランド在住のローリングさんは自身のホームページで、「独立は経済的に見ても大きなリスクがある」と危惧。「英国から独立しないことを望んでいる」と、独立反対であるとの立場を明確に表明した。

住民投票をめぐっては、著名人や財界人が賛成・反対のどちらにつくか、という人々の関心も高まっている。

今回独立反対派に巨額の寄付を行ったローリングさんに対して、独立賛成派は、「売国奴」「尻軽女」などと言いたい放題。また、ツイッターなどに耳(目)を覆いたくなるような罵詈雑言がアップされている。

アフリカの子供たちへの教育支援を目的とした、エディンバラを拠点とするチャリティ団体「The Dignity Project」は、「なんという恩知らずの『bitch』か! 彼女がシングルマザー時代にエディンバラから住居を提供されていたことを忘れたのか!」と、ローリングさんが過去に生活保護を受給するシングルマザーであったことを掘り返してまでツイッターで怒りをあらわにしている。ただ、この発言の後、「The Dignity Project」では、同団体のツイッターアカウントは、何者かによって不正に侵入されたとする発言を行うなど、炎上騒ぎは複雑化、かつ拡大する様相を見せている。

スコットランド人を祖父に持つローリングさんは、多発性硬化症の治療や研究のために、数百万ポンドを寄付しており、スコットランドの医学研究に多大な貢献を果たしたことでも知られる。ローリングさんのスコットランドに対する功績もあってか、独立賛成派の団体「Yes Scotland」は、今回のローリングさんの行動と発言に対して感情的にローリングさんを非難することはなく、ツイッターでの中傷合戦からも距離を置く立場をとっており、「我々はローリングさんと、彼女が自身の意見を主張する権利を尊重する」と語っている。