Japan Journals Leaderboard
Japan Journals Leaderboard

5:2ダイエット

「プチ断食」が世界的ブームに!

 

写真左からコリン・ファース(© Evening Standard)、ミランダ・カー(© Eva Rinaldi)、ビヨンセ(© Tony Duran)、ジュード・ロウ(© Evening Standard)

■昨年英国で出版され、累計50万部を突破したベストセラー・ダイエット本『The Fast Diet』。この本で紹介された「断食ダイエット法」が、英国だけでなく欧米、そして日本でも一大ブームを巻き起こしているという。英国で「5:2 diet」と呼ばれているこの最新ダイエット法とは、一体どんなものなのか?

ベストセラーとなった『The Fast Diet』のほか、同著者による『Fast Exercise』『The Fast Diet Recipe Book』なども続々刊行されている。

 ビヨンセやジェニファー・ロペス、ミランダ・カー、コリン・ファース、ジュード・ロウといった多くのセレブたちが夢中になっているという「5:2ダイエット」。その人気の理由は「手軽で頑張らなくていい」点にあるというが、そんなダイエットって本当にあるの?
 同書によると、「5:2ダイエット」とは、1週間のうち2日だけ断食し(といってもカロリー制限するだけ)、残りの5日は通常通りに食事するというもの。断食日にはできるだけ運動することが勧められてはいるが、たったこれだけで1ヵ月で約3~5キロの体重を落とすことができ、この生活習慣が定着すればリバウンドの心配もないという。

 具体的には、断食中に摂取してもよいとされるカロリー量は女性の場合500キロカロリー、男性の場合は600キロカロリーまで。断食は2日連続で行わなければ、何曜日でも可。ただし、毎週決まった曜日に実行すること。
 500キロカロリーで過ごすメニューとしては、【朝】低脂肪ヨーグルト&リンゴ、【昼】薄切り全麦パン1枚&キャロットスープ、【間食】ホットチョコレート、【夜】ハム入りオムレツ&野菜サラダなどが挙げられている。2日間をこれで乗り切れば、残りの5日間はカロリー計算不要。暴飲暴食さえしなければ、なんとハンバーガーやピザ、アルコールなども我慢せずにOK!…らしい。確かに、ダイエットにつきもののメニューへのマンネリ感や飢餓感とは無縁そう。カロリー計算をしなくてはいけないのが、少々手間がかかるけど…。

昨秋に日本で発売された『The Fast Diet』の翻訳版『週2日ゆる断食ダイエット』(幻冬舎刊)。

 ところで、この「5:2ダイエット」の大きな特徴は、男性からも支持されていること。ある栄養士は、「男性は『ダイエットをしている』と思われるのを嫌う傾向がある。でも、この5:2はダイエットっぽくないところがいいのでは」と分析。「週2日という決まりなので、仕事が忙しい人でもフレキシブルに対応できる」と話す。また、適度な断食はガンや心臓病のほか、アルツハイマーやパーキンソン病など脳の病気のリスクを減らす効果があることも、研究調査により証明されたそうだ。
 「ダイエット=辛い」と思っていた人も、「5:2ダイエット」なら続けられる気がしてきたのでは? 毎日の食事制限はストレスが溜まるし、挫折しがち。でも、週2日だけ『抑える』のであれば何とか頑張れそうかも!
(文/本紙編集部 中小原和美)

『The Fast Diet』の執筆者、マイケル・モズリー博士(左)とミミ・スペンサー。
© Michael Mosley and Mimi Spencer

【マイケル・モズリー博士】
医師免許を取得した後、BBCに入局して数々の科学ドキュメンタリー番組を制作。英国医学会より「年間最優秀医学ジャーナリスト」として表彰される。自身の身体を実験台にしながら、無理のないダイエット法を考案中。

  2014年1月23日 No.814