Fringe Hair
重めの前髪でセクシーに

 

前髪(fringeまたはbangs)を下ろしたヘアスタイルといえば、
額を出すのが主流の欧米では少女の髪形。
それが今、大人の女性の間で脚光を浴びている。
人気歌手のテイラー・スウィフトやビヨンセといったセレブが、次々と前髪をパッツン!
大幅にイメージチェンジができ、また小顔効果や目力アップも期待できると評判だ。

日本でも数年前に話題となった、パッツン前髪。真のトレンドは国境を越えるのか、最近、ハイストリートや電車の中でふと周囲を見回すと、前髪をバッサリと切りそろえた女性をしばしば目にする。
欧米の前髪ブームの火付け役は、昨年大ヒットした映画「ドラゴン・タトゥーの女The Girl with the Dragon Tattoo」に出演した、若手女優のルーニー・マーラ=写真上。映画用に染められたままの艶やかな黒髪と、眉毛の上で短くカットされたパッツン前髪姿でアカデミー賞授賞式に登場。新鋭女優らしい初々しさとモダンさ、クールな印象ながらも上品さが漂うスタイルに、熱い視線が注がれた。
「かつては、前髪を下ろすのは『女学生』みたいだと思われていました。でも、彼女によって、昨年の春夏からモダンでちょっぴりエキセントリックな新髪形としてトレンドになった」と話すのは、『London Hairdresser of the Year』に輝いた経歴を持つ、ヘアスタイリストのキャサリン・ジャクソンさん。
キャサリンさんによると、この『短め前髪』は今年も引き続き好評だが、近頃、少し変化が加わったという。
「今、セレブたちの間でスタイリッシュなヘアスタイルとして人気を集め始めているのは、ボリューム感のある『重め前髪』」。短め前髪のような個性的でクールな雰囲気はなくなるものの、代わりに人に柔らかな印象を与え、かつエキゾチックなセクシーさが出るとか。

 

▲写真左から歌手のテイラー・スウィフト(© Scott Mecum)、
女優のエマ・ストーン(© Tom Sorensen)、女優でモデルのジェシカ・アルバ(© Mark Sebastian)。

 さらに、眉毛を隠して目の上ギリギリのあたりで前髪を切りそろえることにより、瞳の印象が強まって目力が強調される、額を隠す面積が増えるのでより小顔に見える、本来は少女の髪形ということもあって若々しいイメージになる…など、短めパッツン以上に美容上のメリットが多いとのこと。
キャサリンさんのヘアサロンでは、ボリューム感を出すための前髪用エクステンションの売上げも伸びているという。
自分のルックスにマンネリを感じている人は、前髪をつくるだけでかなりのイメチェンが可能なのは確か。でも、筆者としては短かろうが重かろうが「前髪」という選択肢はナシ。中学校の入学式の前日、ずっと長く伸ばしていた髪を美容院でカットしてもらい、前髪をつくって意気揚々と帰宅した筆者に、母が言ったセリフ「個性がなくなったわね、つまらない」が、少々トラウマなのです…。 
 (文/ジャーニー編集部)

 

  2013年3月14日 No.770