ボスニア紛争やイラク戦争に出動するなど、約四半世紀に渡って活躍し、英海軍史の1ページに輝かしい足跡を残した航空母艦「アーク・ロイヤル」=写真=が、わずか300万ポンドでスクラップ業者に払い下げられ、カンヅメの缶やヒゲ剃りの刃として寂しい第2の人生を歩むことになりそうだという。「デイリー・メール」紙が伝えた(写真は「デイリー・メール」紙より)。
1981年に進水した総排水量2万2000トン、インビンシブル級空母「アーク・ロイヤル」は、国防省が総工費3億2千万ポンドという巨費を投じて建設。2010年に修理不能と診断され、予定より5年も前倒しの形で2014年の引退が決定。それ以来ポーツマス港の湾内でひっそりと錆びつくままになっている。
一時は「香港でナイトクラブに」「洋上の病院に」「テムズ河畔に繋留してヘリポートに」「英仏海峡に沈めてダイビングスポットに」などのアイディアと共にインターネット上でオークションに掛けられたが、結局は買い手がつかず、姉妹船の「インビンシブル」がトルコのリサイクル業者に引き取られたのと同じ悲しい運命を辿ることになりそうだという。
「アーク・ロイヤル」は1588年に英海軍がスペインの無敵艦隊を撃滅した際の旗艦「アーク・ロイヤル」から数えて5代目となる歴史的な名艦。国防省の関係者は「国防相も何とか『アーク・ロイヤル』を保存できないものかと熟考を重ねたが、残念ながら保存に耐える状態にない」とコメント。2017年、「アーク・ロイヤル」よりも遥かに大型の最新鋭空母「クイーン・エリザベス」が就役する予定だという。

















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