5/21 16台の車の列…仰々しい聖火リレー、裏話アレコレ

開幕が迫るロンドン五輪へ向け、すでに開始されている聖火リレー。このランナーの前後を行く車両の数が、正式に認可された台数とは言え議論を呼んでいる。「デイリー・テレグラフ」紙が報じた。
聖火トーチを手にしたランナー自身は、一定距離ごとに1名であるにもかかわらず、その前後方を守り固めるために16台もの車両が英国中を走行する=下の図(図、写真ともに「デイリー・テレグラフ」紙より)。
ランナーをはさみ300ヤード(約275メートル)の長い列を構成する車両の内訳は、警察車両5台(白バイ2台を含む)、関係スタッフ専用車・バス4台、18歳未満のランナー用の付き添い車両が1台、各ランナーを走行開始地点で下車させるバスと終了地点で乗車させるバスが計2台、ランナーの前方からカメラで撮影するメディア専用バス1台となっている。
加えて、ランナーの前方にはロンドン五輪の公式スポンサーである「Coca-Cola」「Lloyds TSB」「Samsung」の広報バスも各1台ずつ走行。これらの車両は、ランナーが通過する直前、沿道のムードを盛り上げるために一役買うという=右写真。
ロンドン五輪並びにパラリンピックを組織する委員会「LOCOG」の広報担当者は、英国本土であるグレート・ブリテン島の最西端のランズエンドを起点に5月19日にスタートした、この70日間におよぶリレーでは、その脇を固める車両も1台1台重要な役目を果たしていると釈明している。
また、同委員会は、8,000人の聖火ランナーのうち少なくとも半数は24歳以下であるとしながらも、多くの高齢者ランナーも含まれており、人々から大きな声援を受けるはずと話す。
組織委員会のポール・ディートン氏は、聖火ランナー選出にあたり、「おびただしい時間」を犠牲にして地域社会に多大なる貢献を果たした人、慈善事業に取り組んだ人、大病や身体障害といった大きな困難を克服した人、克服しようと努めている人などが選ばれたと説明している
なお、この聖火リレーだが、町と町とのあいだは、バスで聖火が運ばれるという。
一方、聖火ランナーは割り当て距離を走った後、約200ポンドで聖火トーチを購入することが可能。すでに複数のトーチがオンライン・オークション「eBay」にて売買され、最終入札価格が15万ポンド以上に達したケースも報道された。売上げ金を慈善団体に寄付すると話すランナーもいるが、私服を肥やすだけのランナーもいるとされ、強い批判の声が聞かれている。