2/6 宝くじで1000万ポンド当選―障害者手当ては『遠慮』すべき!?

6年前に宝くじで1000万ポンドを当てた夫妻が、富豪となった今も福祉手当を受け取っていることで批判されているという。「デイリー・メール」紙が伝えた。
ノッティンガムのスネイントン在住のマイケル・オシェイさん(73)と妻のジーンさん(72)=写真(「デイリー・メール」紙より)=は、2005年10月に、欧州宝くじ『ユーロ・ミリオンズ』で、1,020万ポンドの賞金を獲得した。しかし、夫妻がこれまでにここから受け取ったのは、3万1,500ポンドだけで、賞金につく利子のほんの一部でしかないという。
というのも、引退前は建築業者だったマイケルさんは、宝くじに当選して富豪の仲間入りを果たした後も、身障者手当てとして年間6,000ポンドを受給し続けているのだという。手当金のみならず、オシェイ夫妻には、身障者の活動を支援する制度の一環として、3年に一度、新車が与えられていることも指摘されている。
英国では、収入の多少にかかわらず身障者福祉手当の給付が認められているため、マイケルさんの行為は法律違反にはならないが、活動家、国会議員、近隣の住民などから批判が噴出。近隣住民のひとりは、「百万長者が福祉手当を受け取るのは間違いと感じているのは私だけではない。たとえ法律違反ではなくとも、倫理的に正しいと言えるのか? 贅沢な暮らしも車も、好き放題、手に入れられるのに、さらに納税者から金を奪い取っている」と憤っている。
これに対して、マイケルさんは、毎月500ポンドを受け取っていることを認めたものの、「40年間働いたのだから、受け取る権利がある。足に骨関節炎、手にリュウマチ性関節炎を患っており、車は買い物に行く時にしか使わない」と反論。また、手当ての10倍にあたる額を慈善目的に費やしているとも主張しているという。
オシェイ夫妻は、1977年に5,000ポンドを払って市から買い取った3寝室付きの元市営住宅に今も住んでいるが、オーストラリア、カナダ、アラスカなど、あちこちへホリデー旅行に出かけている。
また、マイケルさんの出身地であるアイルランドのケリーには5寝室付きの家も所有しているが、アイルランドでは福祉手当を受給するのに収入や資産に制限が設けられているため、アイルランドに戻ると、現在受け取っている額を受け取れなくなるのだという。
身障者手当ては重度の身体障害を抱える人を援助するためのもので、最高額で週当たり125ポンドが支給され、マイケルさんも最高額を受け取っているとみられている。