10/25 無人化の波―ロンドン地下鉄、1500人をリストラ?

ロンドン地下鉄の将来に関する部外秘資料が流出し、これから予定される新システムの導入により、いずれは1,500人のリストラが敢行されるほか、30ヵ所を残しすべてのチケット窓口が閉鎖される可能性があることが明らかにされたという。「メトロ」紙が報じた。
部外秘扱いとされたロンドン地下鉄の資料、『Operational Strategy Discussion Paper(運行戦略討議資料)』には、今後10年のうちに、自動コントロール・システムが導入されて無人地下鉄走行が可能となることが述べられているという。これにより、地下鉄の運転手が果たす役割が根本的に変わり、運転手というよりは、利用客へのサービスに専心するスタッフが必要になることなどが記載されているという。
また、新技術の導入で、サービス改善と15%の人員削減が期待されていることも判明。例えば、『Wave and pay』と呼ばれる、銀行カードを使った新システムを導入すれば、現存するチケット窓口の多くが不要になるとされる。
鉄道・海運・輸送産業の労働組合『Rail Maritime and Transport union』は、この討議資料の内容について、将来、雇用と安全性が大きく脅かされることは明らかだと、強く批判。
同組合のボブ・クロウ書記長は、「この資料は、運賃の大幅値上げと、雇用面と安全面の両方が大きな危険にさらされる可能性を示している。コストしか考えない経営サイドによる、地下鉄職員に与える影響を無視した悪いおもいつきとしか言いようがない」と、非難しているといいう。