ふたりの女王が登場するおすすめDVD
The King's Speech『英国王のスピーチ』(2010/118分)

吃音(きつおん)に悩むジョージ6世(コリン・ファース)と、スピーチ矯正の専門家であるオーストラリア人、ライオネル・ローグ(ジェフリー・ラッシュ)の関係にスポットをあてた人間ドラマ。ジョージ6世の妻、エリザベス(故クイーン・マザー)に扮するのはヘレナ・ボナム=カーター。コリン・ファースは、この作品で念願のアカデミー賞主演男優賞を見事獲得。

The Queen『クィーン』(2006/104分)

1997年、ダイアナ元妃の突然の事故死に際し、対応が冷たいとして国民の猛反発を受けるエリザベス2世(ヘレン・ミレン)の苦悩と、事態収拾に奔走するトニー・ブレア首相(マイケル・シーン)の姿をえがく。この作品でアカデミー賞主演女優賞を受賞したミレンは、その前年に、テレビドラマ・シリーズ『Elizabeth I(エリザベス1世 ~愛と陰謀の王宮~)』でも主演を務めた。

The Young Victoria『ヴィクトリア女王 世紀の愛』(2009/102分)

ケンジントン宮殿で抑圧された日々を送っていた若きヴィクトリア(エミリー・ブラント)は弱冠18歳で即位する。まもなくアルバート公(ルパート・フレンド)と恋に落ちて結婚したものの、様々な問題が発生。それらを、ひとつずつ乗り越え、絆を深めていくふたりに焦点をあてる。おじのウィリアム4世をジム・ブロードベントが演じるなど、脇を実力派俳優が固めている。

Mrs. Brown『Queen Victoria 至上の恋』(1997/106分)

アルバート公亡き後、悲しみのあまり「引きこもり」のような生活を続けるヴィクトリア女王(ジュディ・デンチ)。アルバート公に仕えた馬係、ジョン・ブラウン(ビリー・コノリー)がスコットランドから呼び寄せられると、やがてブラウンを寵愛するようになり、「ブラウン夫人」と陰口をたたかれるようになってしまうが…。身分を越えて、互いを思いやるふたりの姿をつづる。

週刊ジャーニー No.897(2015年9月3日)掲載