オンライン・ショッピングの普及により、同一商品の値段比較が容易になって消費者には朗報と思われたが、偽ブランド物を購入してしまうトラブルが後を絶たないのも実情。ロンドン市警察が押収した偽ブランド化粧品や香水などから、人体に危険を及ぼす物質などが発見されたことを、「デイリー・メール」が報じた。

 ロンドン市警察の研究室が押収した、偽ブランドの香水を調べたところ、人体に有害なシアン化合物と人の尿が検出されたという。他にもアイライナー、マスカラ、リップグロス、ファンデーションなどからは、ヒ素、水銀、鉛などの有害物質やねずみの糞が検出されたというショッキングな結果が公表された。これらの物質はアレルギー反応を招き、肌の炎症、やけど、はれなどを引き起こす可能性が高い。

加えて、これらの偽ブランド化粧品は、衛生管理の行き届いていない工場で作られていることが多く、化粧品から検出されたねずみの糞は、製造過程で混入した可能性が高いという。

また、偽化粧品に限らず、ドライヤー、ヘアアイロン、ホットカーラーなどの美容電化製品についても多くの偽物が出回っており、これらの偽電化製品は安全基準を満たしておらず、オーバーヒートや発火の危険性があると警鐘が鳴らされている。

 違法なコピー商品などを取り締まるロンドン市警察の捜査ユニット「The Police Intellectual Property Crime Unit(PIPCU)」のマリア・ウッドオール警視は、「多くの人は偽物の美容商品の危険をまだ実感していない。これらの危険性をまず周知させる必要がある。『Wake up – don’t fake up!』キャンペーンを展開しているのはこのため」と説明している。