公共施設系

 



ポーチェスター・スパ
Porchester Spa

ウェストミンスター・カウンシル所有の公共スパ。ゴージャス感には欠けるものの、1929年建築の建物は風格があり、吹き抜けになった玄関ホールや高い天井、手すりの曲線など、アールデコの風情をとどめている。2006年改装。白と緑のオリジナル・タイルを残したスチーム・ルームやターキッシュ・バス、サウナ、スイミング・プール、カフェなど、施設は充実。ロンドン中心部としてはお手軽な価格でゆっくりできるスパとなっている。トリートメントも各種あり。人数制限80名程度(ロッカーはこの人数分あるとのこと)。

住所: Porchester Road, Queensway, London W2 5HS
最寄り駅: Bayswater駅/Queensway駅/Royal Oak駅
www.better.org.uk/leisure/porchester-centre

※入場料(サウナ利用料を含む)26ポンド(ウェストミンスター・レジデントカード所持者は14.55ポンド)。女性のみ、男性のみ、そして男女混合と、曜日や時間によって、分けられている。
※トラディショナル・マッサージ(30分)25ポンド~




スパ・ロンドン
Spa London

ベスナル・グリーンにあるヨーク・ホール・レジャーセンターを皮切りに、2007年からロンドン市内にあるカウンシル所有の公共レジャーセンターにスパをオープンさせてきたスパ・ロンドン。母体は非営利団体のGLL(Greenwich Leisure Limited)で、利益は施設のレベルアップなどにまわす取り決めになっているという。前述のアイアンモンガー・ロウのスパ(10頁参照)など、改装が完了した施設内に入ると、とても「公共施設利用」と思えないほどモダンで素敵。比較的抑えめの料金でトリートメントを提供。今ではロンドン市内に5つのスパを傘下に置くが、スパごとに設備やトリートメント内容が異なるので、ウェブサイトでご確認のこと。

www.spa-london.org
スパ・ロンドン傘下にあるロンドン市内のスパ:
Swiss Cottage Leisure Centre (Adelaide Road, NW3 3NF)
Ironmonger Row Baths (1 Norman Street, EC1V 3AA)
York Hall Leisure Centre (Old Ford Road, Bethnal Green, E2 9PJ)
Marshall Street (15 Marshall Street, W1F 7EL)=写真左
Wimbledon Leisure Centre (Latimer Road, SW19 1EW)=同右上
※いずれも天然成分を使ったエレミスのプロダクトを使用。

 

郊外マナーハウス系

 



ザ・スパ・アット・カワース・パーク
The Spa at Coworth Park

「カワース・パーク」は、ロンドンなどの大都市で5つ星ホテルを展開する名門ホテルグループ「ドーチェスター・コレクション」が初めて郊外にオープンしたラグジュアリー・ホテルで、そのスパは、緑あふれるホテル敷地内に建つ別棟にある。2フロアからなる建物では、下の階に長さ18メートルの温水プールやサウナ設備、日光浴テラスなどを備え、上の階がトリートメント・ルームとカフェとなっている。英国らしい田園風景の中の隠れ家的な存在だ。

住所: Blacknest Road, Ascot, Berkshire SL5 7SE
ロンドンからのアクセス: Waterloo駅からVirginia Water駅まで45分。駅からはタクシーで10分。車でなら約1.5時間。
www.coworthpark.com

※厳選された精油を使った「アロマセラピー・アソシエイツ(Aromatherapy Associates)」やアンチエイジングにこだわった英国ブランド「キャロル・ジョイ・ロンドン(Carol Joy London)」、温泉水や海藻などの自然素材を使った米国ブランド「カースティン・フローリアン( Kerstin Florian)」といったプロダクトを使用。
※クラッシック・スウェディッシュ・マッサージ(50分)80ポンド~




サマー・ロッジ・カントリー・ハウス・ホテル、レストラン&スパ
Summer Lodge Country House Hotel, Restaurant and Spa

ドーセット地方の小さな村にある、作家トーマス・ハーディ(一時、建築家として活動)ゆかりのホテル。地元や近郊でとれる良質な食材にこだわるレストランも評判が高いが、スパのほうも、ビューティからホリスティック(心身一体)なトリートメントまで、癒しメニューは幅広い。ドーセットは、その歴史と美しい自然が人々をひきつけてやまないエリアで、近郊で映画が撮影されることも多い。エマ・トンプソンやケイト・ウィンスレットといったセレブ達にも撮影中の宿として愛さているという。

住所:9 Fore Street, Evershot, Dorset DT2 0JR
ロンドンからのアクセス:Waterloo駅から列車で2時間半、Dorchester South駅または Yeovil Junction駅にて下車。駅からはタクシーで20分。車でなら約3時間。
www.summerlodgehotel.co.uk/spa/spa-treatments
※植物と純粋なエッセンシャル・オイルをベースにしたボタニカル・スキンケア・ブランド「ダーフィン(Darphin)」やブドウにインスパイアされた自然派ブランド「コーダリー(Caudalie)」などパリ発信ブランドのプロダクトを使用。
※背・首・肩マッサージ(30分)45ポンド~。

 

スパ利用の際の基礎的Q&A

Q:トリートメントの流れって?
A:
①受付…初めて訪れるスパでは、健康状態に関する問診表への記入を求められる。トリートメントだけなら予約時間の15分前、サウナなどの施設を事前に使うなら1時間前には到着しておこう。
②着替え…更衣室でローブに着替え、ロッカーに身の回りの物を入れてからトリートメント・ルームに移動する場合と、室内へ直接通されて、そこで着替える場合がある。なくしやすいアクセサリーは着けていかないほうが無難。アロマセラピー・マッサージやフェイシャルなど、トリートメントに使ったプロダクトをしばらく肌になじませたほうが効果がある場合もあるので、シャワーを浴びるならトリートメント前がベター。出先から直行の場合は、先にシャワーを使えるか、予約時に確認を。
③トリートメント…終了後にあわてて起き上がるとふらっとすることもある。2~3分は待って、ゆっくりと体を起こそう。
④着替え…ハーブティーなどを飲みながら、しばらくゆっくりできるスパもある。

Q:持ち物は?
A:タオル、ローブ、スリッパ、使い捨ての下着やシャワーキャップなど、スパによって備品が異なるので、事前に詳しく確認を。髪が気になる人は、ヘアゴムを持参。サウナやターキッシュ・バスに水着着用で臨むかどうかは、原則として個人の自由。自分が落ち着ける格好がベストだが、

身体を覆えるサイズのパレオなどを用意すると便利。オイルトリートメントの場合は、着替え後に肌からオイルが移っても気にならない服装で。

Q:行く前にムダ毛は処理していくべき?
A:セラピストのためというよりは、トリートメント中に自分が気になってリラックスできないようなら、処理をしていこう。

Q:コンタクト・レンズはしたままでOK?
A:フェイシャルではプロダクトが目に入ることもあるほか、マッサージでもうつ伏せの姿勢になったり、眠ってしまったりということもあるので、はずしておいたほうが無難。

Q:貴重品はどうするの?
A:鍵つきロッカーがあるスパが多いが、それでも盗難事故はある。貴重品の持ち込みは必要最小限に抑えるほうがよいだろう。

Q:チップはあげる必要あり?
A:満足のいくトリートメントを受けられた場合はセラピストにチップを渡すのが習慣のようだ。ローブのポケットにチップ分を用意しておけば、トリートメントが終わってからセラピストに直接、スマートに渡せる。

Q:妊娠しているけれど大丈夫?
A:妊婦が避けるべきエッセンシャルオイルやプロダクト、手技がある。また、仰向けやうつ伏せの姿勢が取れない時もベッドの角度やクッションなどで調整する必要がある。予約の時に必ず伝えて、妊婦に対応できるセラピストを予約しよう。

Q:マッサージでは下着を全部取る?
A:全裸のほうが細かいところまで行き届いたトリートメントが行なえ、血流も促されやすいが、受ける側の希望に沿うのが基本。自分がリラックスできる状態でOK。

Q:トリートメント中に希望を伝えても良い?
A:アレルギーや既往症の有無は使うプロダクトにも影響するので必ず先に伝えよう。マッサージの強さや特に働きかけて欲しい部分などもあらかじめ伝えておいたほうがよいが、トリートメントが始まってから希望とずれているなと感じたら、遠慮なくお願いしよう。好みは人によって違うので、一般的にいって、セラピスト側も顧客の反応を確かめながらトリートメントを行いたいと考えているものだ。

 

やっぱり日本語がイチバン!の日系

今回の特集では、ロンドンを中心に英系のスパをご紹介しているが、自分の症状や受けたいトリートメントを日本語で伝えることのできる、日系店はやはり安心。

タッチオブヘブン Touch of Heaven
www.touchofheavenjp.com


特にアンチエイジングケアで定評のある「タッチオブヘブン」。最新のマシーンを駆使したエステ(シミ、シワ、たるみなどのケア)、日頃の疲れを癒すリラックストリートメント(オールハンドのフェイシャル、アロマセラピー、リフレクソロジーなど)をはじめ、多角的な技術を用いた深層ケアから、生活習慣のアドバイスまで、各人のニーズに合わせた美容トリートメントを提供。チズィック店(Chiswick 500, 500 Chiswick High Road, W4 5RG Tel: 020-8987-8474)とフィンチリー店(103A Ballards Lane, N3 1XY Tel: 020 8987 8474)の2店あり。

ナチュラルクリニック Natural Clinic
www.natural-natural.co.uk/nbc_j/


食料品店「ナチュラル・ナチュラル」などを展開する、ナチュラル・グループ所属。鍼灸・指圧、アロマセラピー&リフレクソロジー、インディアン・ヘッドマッサージ、ビューティ各種トリートメントなど、男性から女性まで幅白く対応。21年の実績があり、ピカデリー院(59 Brewer Street, W1F 9UN)はピカデリー・サーカス駅から3分と交通も便利。完全予約制(Tel: 020-7287-1499)。