 火葬場や墓地までの棺を運ぶのに、馬車を選ぶこともできる。 葬儀会社が用意しているパッケージは実際に、どういったものが含まれるのか。英大手葬儀チェーン「コープ・フューネラルケアCo-operative Funeralcare」が提供する葬儀プランを例にとってみてみよう。ここでは火葬の「ゴールド・プラン」を挙げておく。一括払いで3620ポンド、分割払いには12ヵ月、24ヵ月、36ヵ月がある。また、このほかに「シルバー・プラン」、「ブロンズ・プラン」が用意されており、それぞれ細部が異なり、やや費用がおさえられる。できれば比較検討してから、プランを選びたい。 なお、本人が生前のうち自分が希望する葬儀内容を設定し、その料金を前もって支払い、もしくは積み立てをしていくことも可能。葬儀費用は火葬代だけでも大変な金額になる。残された家族への負担を軽減したいという堅実派・安心派にぴったりだ。一括払いもあるほか、健康に問題がなく、50歳から80歳の年齢なら誰でも積み立て式の支払いを利用できる。この場合、実際に葬儀を行うことになった時点で、インフレにより費用が値上がりしていても、値段据え置きで差額支払いはなし、というのも魅力だ。
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