Tate Modern © Tate Photography レセプションは、立食形式で軽食、コーヒー・紅茶が供されることが多い。 葬式は通常月曜から土曜までの午前9時から午後5時までの間で行われる。葬儀後のレセプションが遅めのランチの時間とかさなることもあってか、昼近くの時間帯を希望するケースが最も多いという。当日に、遠方から飛行機や列車などで駆けつける近親者がいる場合は、やや遅めの時間を選ぶといった配慮も必要だろう。 土曜日(すべての料金は割り増しになると考えたほうが良い)や日曜日(自治体の火葬場は原則として休み)は一般的ではない。
葬儀… 参列者への挨拶を行うこと以外、特に役割を与えられることはない。葬式の内容については、形式にもよるが、お祈り、賛美歌の斉唱、弔辞などで20分~30分で終了する。 式直後… 教会の庭などで、贈られた花やそれらに添えられたカードを見たり、参列者と歓談したりする。 火葬場に隣接する教会で葬儀を行う場合は、式が終了すると、棺がベルトコンベアでそのまま焼却炉へ運ばれていくことになるが、英国では、火葬後に専用の機械で遺骨を粉状にする作業があり、火葬終了までに4、5時間要する。日本のようにお骨を拾う習慣はなく、したがって火葬終了まで待機する必要もない。遺灰の受け取りは葬儀翌日になる。 葬儀後… レセプション(懇親会)を行う場合は、その会場に移動。会場は自宅、ホテル、パブ、レストランなど。立食から着席しての食事まで形式もさまざまだ。 葬儀後に、遺族が葬儀に関する感謝の意をこめて新聞に告知(Acknowledgement Notices)をだすこともある。さらに、墓地を新たに作った場合は、墓石の形やデザインなどを決める。こちらも葬儀社を通じて手配すると、遺族の負担が軽減される。 無事に葬儀が済んだら、英歳入税関庁(HM Revenue & Customs)、社会保険拠出局(National Insurance Office)、自動車運転免許庁( DVLA)、地元カウンシル、銀行などに死亡の通知をすることも忘れずに。
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