マグナ・カルタ 主な条文

 第1条
 

まず第一に、イングランドの教会が自由であり、その諸権利はこれを完全に保持し、その自由は侵されることがない旨を、朕は、朕および朕の相続人のために、永久に神に許容し、かつこの朕の特許状をもって確認する。……〔教会の自由〕


FIRST, We have granted to God, and by this our present Charter have confirmed, for Us and our Heirs for ever, that the Church of England shall be free, and shall have all her whole Rights and Liberties inviolable. We have granted also, and given to all the Freemen of our Realm, for Us and our Heirs for ever, these Liberties under-written, to have and to hold to them and their Heirs, of Us and our Heirs for ever.

 第12条

いかなる軍役代納金も援助金も、わが王国の共同の助言によるのでなければ、わが王国では課せられてはならない。ただし、わが身代金払うため、わが長男を騎士とするため、およびわが長女をいつか嫁がせるための援助金は、この限りではない。……〔国王の課税権の制限、課税同意の原則〕
 

No scutage nor aid shall be imposed on our kingdom, unless by common counsel of our kingdom, except for ransoming our person, for making our eldest son a knight, and for once marrying our eldest daughter; and for these there shall not be levied more than a reasonable aid. In like manner it shall be done concerning aids from the city of London.

第13条

ロンドン市は、そのすべての古来の自由と、陸路によると海路によるとを問わず自由な関税とを保有する。このほかなお、他のすべての都市、市邑、町、および港が、そのすべての自由と自由な関税とを保有すべきことを、朕は欲し許容する。……〔都市の自由〕


THE City of London shall have all the old Liberties and Customs which it hath been used to have.  Moreover We will and grant, that all other Cities, Boroughs, Towns, and the Barons of the Five Ports, as with all other Ports, shall have all their Liberties and free Customs

第39条

いかなる自由人も彼の同輩の法に適った判決か国法によるのでなければ、逮捕あるいは投獄され、または所持物を奪われ、または追放され、または何らかの方法で侵害されてはならない。……〔自由人の権利、適法手続きの原則〕

 
No Freeman shall be taken or imprisoned, or be disseised of his Freehold, or Liberties, or free Customs, or be outlawed, or exiled, or any other wise destroyed, nor will We not pass upon him, nor condemn him, but by lawful judgment of his Peers, or by the Law of the land. We will sell to no man, we will not deny or defer to any man either Justice or Right.

第63条

このように、朕は、イングランドの教会が自由であること、ならびに朕の王国内の民が前記の自由、権利および許容のすべてを、正しくかつ平和に、自由かつ平等に、かつ完全に、かれら自身のためおよびその相続人のために、朕と朕の相続人から、いかなる点についてもまたいかなる所においても、永久に保有保持することを、欲し、かつ確かに申付ける。……朕の治世第17年6月15日、朕の手より与えらる。〔マグナ=カルタの普遍化〕


Wherefore we will and firmly order that the English Church be free, and that the men in our kingdom have and hold all the aforesaid liberties, rights, and concessions, well and peaceably, freely and quietly, fully and wholly, for themselves and their heirs, of us and our heirs, in all respects and in all places forever, as is aforesaid. An oath, moreover, has been taken, as well on our part as on the part of the barons, that all these conditions aforesaid shall be kept in good faith and without evil intent.

 ※日本語訳文の出典元:第12条・39条は『世界史史料5』(岩波書店)城戸毅訳、その他は『人権宣言集』(岩波文庫)田中英夫訳   ※英語はhttp://constitution.org/eng/magnacar.htmより

 

TRAVEL INFORMATION       ※情報は2012年10月1日現在のもの

ラニーミード
Runnymede

Runnymede Estate Office,
North Lodge, Windsor Road,
Old Windsor, Berkshire SL4 2JL
Tel: 01784 432891
www.nationaltrust.org.uk/runnymede

 

【アクセス】
ロンドンから車でいく場合、中心部から約25マイル(40キロ)、1時間程度。M25のジャンクション13で下り、A308に入れば、標識が目に入るはずなので、それに従って走ればOK。

 

 エガムの町では、毎年6月に「マグナ・カルタ・デー」を設けている。といってもイベント内容は地域の「村祭り」的なもので、町のメイン・ストリート沿いに食べ物や工芸品のストールなどが並び、特設ミニ・ステージでは各種の催し物が行われる。

【入場時間】
ラニーミード自体は、ただの草原なので出入りは自由。制限時間はない。しかし、地図上①にあるカフェは、夏場の週末も午後4時には閉まるなど、店じまいの 時間はかなり早め。散策の後に軽食、簡単なアフタヌーンティーをとろうと計画する場合には、散策開始前に、カフェで閉まる時刻を確かめたほうが安全。ま た、トイレは駐車場の利用時間が終わると同時に閉まるので注意!

 

【入場料】
無料。駐車場については下記参照。

 

【駐車場】
駐車場はナショナル・トラストのメンバー以外は有料。紙幣は使えないので小銭のご用意を。

  4月~9月  毎日8:30am - 7pm
10月~3月  毎日9:00am - 5pm

1時間まで
2時間まで
3時間まで
4時間まで
4時間以上
£1.50
£3.00
£4.50
£6.00
£7.00

 

①カフェ

The Fairhaven Memorial Lodges

ラニーミードが開発されることを防ぐため、1928年に同地を購入した、レディー・フェアヘイヴンの功績を称えるために建てられた。ロッジ内にはカフェがあり、サンドイッチ、パスタ、ベイクトポテト、スコーン&紅茶などが楽しめる。

 

②マグナ・カルタ石碑

Magna Carta Memorial Stone

駐車場そばの緑地に分け入っていくと、なぜか鉄条網の向こう側に小ぶりの石碑が立っている(かなり見つけづらい。夏は緑が生い茂り、さらに隠されてしまう)。そこで「マグナ・カルタ」の署名が行われたわけでもないとのことなので、散策時、この石碑は「パス」しても良さそう。

 

③ケネディ・メモリアル

Magna Carta Memorial

凶弾に倒れた米ケネディ大統領に捧げられた記念碑。「民主主義」つながりということで、ラニーミードが選ばれたという。1965年、エリザベス女王から米国に、このラニーミードの一角が贈られた。記念碑の落成式には、エリザベス女王、ケネディ大統領の未亡人、ジャクリーン夫人などが列席。

 

④マグナ・カルタ・メモリアル

Magna Carta Memorial

「The American Bar Association」(米弁護士協会)が1957年に建立した記念碑。

 

⑤英連邦空軍メモリアル

Commonwealth Airforce memorial

空軍関連の戦没者追悼のために建てられた廟(びょう)。1953年、エリザベス女王列席のもとオープンした。2月~10月までは午後6時まで、11月~1月は午後4時まで見学可能。詳しくは

www.cwgc.org/find-a-cemetery/cemetery/109600/RUNNYMEDE%20MEMORIAL

にてご確認を。

 

⑥ラニーミード・ボートハウス

Runnymede Boathouse

 夏期(3~9月)には、ここからテムズ河下りが楽しめる(所要約45分)。大人£5.50。
詳しくはwww.boat-trips.co.ukにてご確認を。