◆Schwangau - シュヴァンガウ -

 

ノイシュヴァンシュタイン城
Schloss Neuschwanstein

「対称的な建築などいらない。欲しいのは絵画的な多様性をそなえた建築だ」―。1869年、若きバイエルン国王ルートヴィヒ2世の命により、中世ロマネスク初期の城を再現すべく、建設が始められた。塔、小塔、鐘楼、突廊などのある複雑な構造は、見る角度や高さによって、さまざまに姿を変える。
ルートヴィヒ2世の神秘主義のもとに装飾が施された、荘厳なゴシック朝の寝室、豪奢なビザンチン様式の「王座の間」、600本の燭台シャンデリアが圧巻の「歌手の間」などが見どころだ。
未完成に終わってはいるものの、その幻想的な美しさゆえにディズニーランドの「眠れる森の美女」城のモデルにもなっている。
 

ノイシュヴァンシュタイン城 Neuschwanstein Castle
Tel.08362 939880   www.neuschwanstein.de
ホーエンシュヴァンガウ城 Hohenschwangau Castle
Tel.08362 930830 www.hohenschwangau.de
ともに開城時間は
4―9月:9時―18時
10―3月:10時―16時
*チケットはホーエンシュヴァンガウ城近くのチケットセンターで購入可能。各城ではチケットを販売していないので要注意。
チケットセンター営業時間
4―9月:8時―17時
10―3月:9時―15時
www.ticket-center-hohenschwangau.de
入場料 各城とも
大人 9ユーロ 子供・シニア 8ユーロ
両城の共通チケット
大人 17ユーロ 子供・シニア 15ユーロ


ホーエンシュヴァンガウ城
Schloss Hohenschwangau

ルートヴィヒ2世が幼少時代を過ごし、ミュンヘンと行き来しながら青年時代をも過ごした城。ルートヴィヒ2世がこよなく愛した騎士伝説のヒーロー「ローエングリン(白鳥の騎士)」をモチーフにした壁画が晩餐室に描かれているほか、敬愛する作曲家ワーグナーを呼び寄せて弾かせたといわれるピアノを見ることができる。ルートヴィヒ2世を知るには必見の城。

 

 

バイエルン人は野蛮人?
「バイエルン」のドイツ語の綴りは「Bayern」だが、英語の綴りは「Bavaria(ババリアと発音)」で、「バイエルン人」や「バイエルンの」という意の英語は「Bavarian(ババリアン)」。古代ギリシャ人が異国の民を「バルバロイ(野蛮人)Barbaroi」と呼んでいたことから転じ、古代ローマ人もイタリア半島北部に住むガリア人をババリアンと呼んでいた。「野蛮人」を意味する英語「barbarian(バーベイリアンと発音)」も語源は同じ。

 
城内入口から見た城の姿。白亜の石がまばゆい。近くに寄ってしまうと、あまりのスケールに全体像が見えない。


ノイシュヴァンシュタイン城から裏手に15~20分歩いたところにあるマリエン橋からは城の全体像を見ることができる。 ただし、それも天気次第。取材班が訪れた日は霧が濃すぎて残念ながらこのような景色しか見られなかった…。


マリエン橋のサイン。観光バスによるツアーでは、マリエン橋のそばまで乗りつけ、そこから城まで15分ほど歩くことになる。


ホーエンシュヴァンガウ城から見たノイシュヴァンシュタイン城。ルートヴィヒ2世はここから、 そして城内から、ノイシュヴァンシュタイン城の建築工程を眺めていた。


ノイシュヴァンシュタイン城とホーエンシュヴァンガウ城の入場券はこのチケットセンターで入手する。 隣のHotel Mllerが目印。なお、チケットはインターネットでも予約可能。


チケットセンターからノイシュヴァンシュタイン城までは長い坂道を40~45分ほどかけて歩くか、 観光馬車を利用する。観光馬車は上りが1人4ユーロ、下りは2ユーロ。ホーエンシュヴァンガウ城まではやはり坂道で徒歩20分程度。


チケットセンターがあるホーエンシュヴァンガウ村の風景