◆◆◆ トラベルインフォメーション◆◆◆
アクセス:電車ならロンドン、ウォータールー駅から約1時間。
車ではロンドンから南西に走りM3をジャンクション9で下車。
2010年10月10日現在

Winchester Cathedral and Visitors’ Centre
ウィンチェスター大聖堂

正式名称をCathedral Church of the Holy Trinity, and of St Peter and St Paul and of St Swithunといい、「聖なる三位一体、聖ペテロと聖パウロ、聖スウィザンに捧げられた主教座大聖堂」である。ウィンチェスター主教管区を代表するウィンチェスター主教座が置かれている。前身は大聖堂の北側に7世紀に建てられていたオールド・ミンスターで、ノルマン人により1079年に大聖堂建設が始められた。全長約160メートルで、最も長い身廊を持つ大聖堂は、上空から見るとはっきりと十字架の形になっており、イングランド最大級の聖堂として名高い。リチャード1世の戴冠式やメアリー1世とフェリペ2世の結婚式が行われた他、近年では作家ジェーン・オースティンの葬儀も行われた。身廊左手には彼女の墓碑を見ることができる。
The Close, SO23 9LS  Tel. 01962 857 225
www.winchester-cathedral.org.uk
オープン時間:9am-5pm
大人  6ポンド  親同伴の16歳以下の子供  無料

 

The Great Hall and the Round Table
グレート・ホール と ラウンド・テーブル

1067年にウィリアム征服王が建てたウィンチェスター城は14世紀に大火で焼け、このグレート・ホールだけが残った。このホールは1222年から1235年にヘンリー3世によって増築されたもの。ホールに掲げられた円卓は、「アーサー王の円卓King Arthur's Round Table」と呼ばれ、アーサー王物語に登場する「円卓の騎士」たちの名が記されている。アーサー王の時代のものではなく、13世紀に造られ、16世紀に塗り替えられたもの。現在、グレート・ホールはウィンチェスターおよび英国の歴史を辿ることのできるミュージアムとなっている。
Castle Avenue, SO23 8PJ
Tel. 01962 846 476
www.hants.gov.uk/greathall
オープン時間:年末年始を
除く毎日 10am-5pm
入場料無料

Wolvesey Castle
ウルヴァジー城

こちらもヘンリー・オブ・ブロワの城として1130年から1140年の間に建てられたもの。1141年の女帝マチルダとスティーブン王の王位継承戦の舞台にもなった。1554年にメアリー1世とスペイン王フェリペ2世の披露祝賀会が行われた場所としても知られるが、清教徒革命時に破壊され、現在は廃墟となっている。
College Street, SO23 9NB 
Tel. 02392 378 291
www.english-heritage.org.uk
オープン時間: 年末年始を除く毎日 
10am-5pm 入場料無料

 

The Hospital of St Cross
聖クロス病院

ウィリアム征服王の孫であり、ウィンチェスター司教であったヘンリー・オブ・ブロワが1132年から1136年の間に設立したといわれる病院。建物は歴史的建造物グレード Iに指定されている。英国で最も古い慈善養護施設であり、詩人キーツの散歩道の終点としても知られている。
St Cross Road, SO23 9SD  Tel. 01962 851 375
www.stcrosshospital.co.uk
オープン時間
4-10月:
月―土 9:30am-5pm
日 1pm- 5pm
11-3月:
月―土 10:30am-3:30pm
大人 3.50ポンド
シニア 3ポンド
子供  1.50ポンド

Winchester College
ウィンチェスター・カレッジ

1382年に開校されたイギリス最古の男子全寮制パブリックスクール(私立中等学校)で、イートン校、ハロー校と並ぶ3大名門校のひとつ。現在、13~18歳までの約700名の生徒がおり、その大半は学外の寮から通学しているが、約70名は学内寮に住む奨学生(「スコラー」と呼ばれる)で、ガウンを着用するなど、より伝統的な規律に基づいて勉学に励んでいる。もともと、中世の教会に付随して創立された文法学校としてスタートしたパブリックスクールは、ラテン語やギリシャ語の文法を教え、聖職者への道を開くことを目的に設置された。ウェストミンスター、ウィンチェスター、イートン、ハロー、ラグビー、マーチャント・テイラーズ、セントポールズ、シュルーズベリー、チャーターハウスの9校が「ザ・ナイン」と呼ばれる代表的な名門校。
College Street, SO23 9NA    Tel. 01962 621 100   www.winchestercollege.org
*入場はガイドツアー参加時のみ可能
ガイドツアー(10名以上のグループは要予約。Tel. 01962 621 209)
月・水・金・土 10:45am、12pm、2:15pm、3:30pm
火・木 10:45am、12pm
日 2:15pm、3:30pm
大人 6ポンド 子供・シニア 5ポンド

 

Jane Austen’s House Museum
ジェーン・オースティン記念館

ウィンチェスターから25キロほど離れたチョウトン村には、ジェーン・オースティンが晩年を過ごし、著作のすべてを仕上げたとされる家がある。彼女は自分が作家であることを悟られないよう、1階奥の食堂を仕事場とし、ドアを締め切って執筆に励んでいたとされる。現在は「ジェーン・オースティン記念館」として一般公開され、彼女の手紙や初版本、アクセサリーなどが展示されている。
Chawton, Alton GU34 1SD  Tel. 01420 83262
www.jane-austens-house-museum.org.uk
オープン時間
1―2月:土・日10:30am-4:30pm
3―5月:月―日 10:30am-4:30pm
6―8月:月―日 10am-5pm
9―12月:月―日 10:30am-4:30pm(12月25・26日は休館)
大人 7ポンド
シニア・学生 6ポンド
6~16歳の子供 2ポンド
6歳以下 無料
アクセス:ウォータールー駅からAlton駅まで電車で約1時間。Alton駅からはバスかタクシーで約10分。

City Museum
シティ・ミュージアム

1382鉄器時代の遺跡が見つかったほか、かつてはローマ帝国の軍都でもあったウィンチェスターは、ヨーロッパ史上においても重要な町。この町の鉄器時代、ローマ時代、サクソン時代から今に至る変遷を辿ることのできるミュージアム。
The Square, SO23 9ES  Tel. 01962 863 064
オープン時間
4-10月:
月―土 10am-5pm
日 12pm- 5pm
11-3月:
火―土 10am-4pm
日 12pm- 4pm
入場料無料

 

Winchester City Mill and Shop
ウィンチェスター・シティミル・アンド・ショップ

 ウィンチェスターの町に流れるイッチン川沿いに立つ製粉所。15世紀の建材を使い、1744年に再建され、第一次世界大戦前まで地元のベーカリーなどのために製粉を行ってきた。2004年から90年ぶりに使用が再開されており、水車によって挽かれた粗挽きの全粒粉が販売されている。
Bridge Street, SO23 0EJ 
Tel. 01962 870 057
www.nationaltrust.org.uk/winchester
citymill
3月6日―12月24日まで毎日
10:30am-5pm
大人   4ポンド
子供   2ポンド
ファミリーチケット 10ポンド
(大人2名+子供2名)

◆◆◆ 詩人キーツの愛した町 ◆◆◆
わずか25歳で夭折した英国を代表するロマン主義の詩人ジョン・キーツJohn Keatsは、1819年の晩夏と初秋をウィンチェスターで過ごした。前年に弟を結核で亡くし、自身も結核の兆候を見せ始めために婚約相手のファニー・ブーロンともなかなか結ばれないという不運な境遇に置かれたキーツではあったが、ウィンチェスターでは穏やかな日々を過ごしたようだ。キーツは日々、大聖堂からウィンチェスター・カレッジを過ぎてイッチン川沿いを下りセント・クロス病院までの2キロ強の道のりを歩いていたとされる。ここで創作意欲を掻き立てられたキーツは、ウィンチェスター滞在中に代表作の頌歌『秋に寄せてTo Autumn』を書き始めている。「Keat’s Walk」という、キーツが歩いた散歩道をまとめたウォーキング用リーフレットがあるので、それを頼りに歩くと、キーツの愛したウィンチェスターの景色を眺めることができる。

 

セント・ジルズ・ヒルからの眺め。頂上までの道のりは決して易しくはないが、この眺めを見れば癒されるというもの。この丘はデートコースにもなっているとか。

 

ウィンチェスターの町の中でも最も中世らしさを残しているといえるカレッジ・ストリートには、ピルグリムズ・ホールという14世紀初頭の建物(写真左の白い建物)や司教の庁舎として使われていた15世紀の建物(写真右の黄色い建物)がある。現在は個人所有となっており、中は見学できない。

ウィンチェスター・カレッジの並びに位置するのは、ジェーン・オースティンが亡くなる前の6週間を過ごし、息を引き取ったという家。プラークが掛けられているが現在は個人宅となっており、中を見ることはできない。写真を撮る場合はくれぐれも住人の方の迷惑にならないように…。

 

今も町を見据えるアルフレッド大王の像

 

イッチン川沿いのウォーター・メドウズWater Meadowsには創造意欲を掻き立てるような美しい景色が広がる。