これだけは気をつけて!!
ビリングズゲート魚市場では一般消費者も魚を買うことができる。とはいえ、あくまで業者向けの卸売市場なので、その点を十分尊重し、次のポイントをおさえつつ、楽しくショッピングをしたいもの。
その1
火曜日から土曜日まで営業しているが、さすがに土曜日はとても混むので、覚悟して。「Pay & Display」方式(支払い機によっては、車のナンバーを入力するよう求められる)の駐車場があり、一般客も駐車可能。スペースは充分に用意されているものの、イースターやクリスマスなどのホリデー・シーズンの直前には車の列ができるほど混むこともあるそうだ。土曜日は交通整理スタッフの誘導に従おう。駐車料金は2時間2ポンド。
その2
基本的に、チェックやカードでの支払いはできないので、現金を忘れずに用意していくこと(冷凍製品専門店などでは、カード支払いが可能な店もたまにあるとのこと)。
その3
市場内は警官が巡回しているが、スリにはくれぐれも注意すること。また、トイレは、正面入り口から入って左奥にある。清潔で、暖房も効いていて快適!!
その4
11歳以下の子供の入場は禁止されている。卸売りのプロが取引を行なう場であり、掛け声や荷卸しの音も大きく響き渡っている。12歳以上の子供であっても連れては行かないほうが無難かもしれない。
その5
ポーターが箱を山積みにした大きなカートやトローリーを押しながら狭い通路を行き来しているので、邪魔にならないように注意すること(その時には、「どいてどいてー」と叱られる)。また、そうしたカートやトローリーの通行の妨げになるため、一般客がキャスター付バッグを市場内に持ち込むことも禁止されている(入り口そばに置いて買い物する人も少なくない=写真)。
その6
良い魚を買うには早く出かけるにこしたことはない(ただし、商品を市場外に持ち出せるのは午前4時の鐘=写真=が鳴ってから)。特に、刺身用のマグロなど、欲しいものがはっきりしているなら、5時~5時半、あるいはそれ以前の到着を目指そう。土曜日午前6時に取材班が出向いた時には、お目当ての刺身用マグロのサクは売り切れた後だった…。7時頃になると、あちこちで店じまいも始まる。ただし、市場は9時頃までは開いている。
その7
値段は当然、店によって異なるが、実際にそれほど差が出ることもあまりないらしい。しかしながら、あらかじめ、スーパーマーケットなどで魚介類や加工品の値段の下調べをしておき、それよりもお得な値段かどうかを自分で判断することをお勧めする。
その8
合わせて100以上もあるスタンドや店舗のすべてが良心的な業者とは限らない。業者が古い魚を客に売りつけていたのがばれて罰金が課せられたという報道も耳にする。品物の鮮度は自分の目で確かること。店頭にあるものから自分で選ぶのがベストだが、店の人に奥から品物を出して来てもらった場合は支払いの前に必ず内容を確認しよう。
その9
ここは観光地ではないので、写真は基本的には禁止。どうしても撮りたい時は店の人に許可を取ってから。その場合も、働く人々の流れを邪魔しないよう気をつけて。
その10
フロアは濡れていて滑りやすい。耐水性の滑りにくい靴を履いていこう。魚臭くなるので、表面を水で洗い流せるタイプが理想的。長靴の利用もよいだろう。衣服も同様に、魚の臭いがつくことを念頭において。
その11
購入した品の鮮度を保つために、保冷袋を用意しておくと便利。また、商品を入れてもらった袋の外側がぬれるケースも多いので、別にビニール袋を数枚持っていくことをお勧めする。
その12
カニ、ロブスター、カキなどの貝や甲殻類は1匹や1個から買えるが、大抵の魚は箱買いか、キロ買いのまとめ買いとなる。知人、友人と分け合う計画を立てておくのもよいだろう。
トラベル・インフォメーション ※情報はすべて2014年4月14日現在のもの。 | ||
Billingsgate Market
【アクセス】
地下鉄で行く場合 |