ピッチに立つのも夢、観戦するのも夢


選手控室(Dressing Room)の壁には、レプリカのユニフォームが並ぶ。
   ここまでマンチェスターの歩みについて述べてきたが、英国に住む日本人にとって「マンチェスター」「サッカー」といえば、やはり香川の存在は外せない。強豪マンUのチーム内における厳しいポジション争いの中で戦う香川を、スタジアムで応援したいと思っている人は少なくないだろう。
本誌2012年8月16日号では、そうした香川の試合を観に行きたい『にわかファン』のためにサッカー基礎知識とチケット購入方法などをご紹介したが、我々編集部も今回、香川の雄姿を一目見ようと1泊2日でのマンチェスター取材を敢行。プレミアリーグが開幕して約1ヵ月が過ぎた9月中旬、マンチェスターへと車を走らせた。
今回の訪問は、マンUのホームスタジアム「オールド・トラフォード」の見学、マンUの試合観戦、そしてマンチェスターの市内取材という「3本立て」だ。1日目はスタジアムの見学ツアーに参加してマンUの歴史を学んだ後、市内の観光スポットを巡り、2日目は試合を観戦してロンドンへの帰路につくという計画である。
数々の名勝負を繰り広げてきたことから、「シアター・オブ・ドリームズ」(夢の劇場)と称えられるオールド・トラフォードは、英国内でもウェンブリー(ロンドン)、ミレニアム(カーディフ)、ハムデン・パーク(グラスゴー)とともに「UEFA(欧州サッカー連盟)エリートスタジアム」に指定されている世界有数のスタジアムの一つ。収容人数は約7万6000人。さらに、これまでに獲得したトロフィーや伝説の名選手らの功績を辿ることができる3階建てのミュージアムと、ユニフォームやマフラー、マグカップ、時計、文房具までそろったメガストアが併設されており、ミュージアムの入館者数だけでも年間約20万人にのぼるという。サッカー界随一の豊富な資金力を有するクラブというのも納得がいく。

電車で行くオールド・トラフォード

 ロンドンからは、ヴァージン・トレインズなどでユーストン駅からマンチェスター・ピカデリー駅=写真右=に行くのが一般的なルート。約2時間10分。

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マンチェスター・ピカデリー駅からメトロリンクのトラムに乗り換え、スタジアムに近いオールド・トラフォード駅へ(試合日だけの臨時駅)。約15分。
スタジアムに向かう人でピカデリー駅構内は混雑するので、2倍の所要時間をみておこう。トラムの乗車券を購入する際は、カードで支払うと時間短縮に。ちなみに、試合終了後はさらに混雑するので、往復乗車券を買っておいた方がいい。

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駅からスタジアムまでの道にはマンUグッズを扱うストールが多く並んでいるので、いろいろな店を覗いてみよう。
また、スタジアムまでの道のりの途中にある「The Bishop Blaize」=同左=は、マンUのサポーターが集まる名物パブ。このパブに入るために、こんなに行列が…。

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サッカー名物のマフラーは、編集部が訪れた日はスタジアムに近づくにつれて値段が下がっていった。ただし、安さを求めて買い渋っていると、「えっ、香川のマフラーは売り切れ!?」なんてこともあるので要注意。駅からスタジアムまでは約10分。