サッカーの基礎知識・ルール徹底紹介

 

 フィールド

フィールド
原則として芝生。通常は縦(タッチライン)90~120メートル、横(ゴールライン)45~90メートル、ただし長方形でなくてはならない。国際試合の場合は縦100~110メートル、横64~75メートル。フィールドの4つ角には、コーナーキック(CK)が行われる旗が立てられる。

 プレー人数

 1チームは基本11人(原則的にはGKを含め最低7人以上)。各チームのGKだけが自陣ゴール前のペナルティエリア内に限り、手を含む全身でボールを扱うことが可能。選手交代枠は原則3人(親善試合では最大7人)まで、交替した選手が再び交替することはできない。

プレー人数

 試合時間

 前後半各45分、計90分。前後半の最後には、交替や、負傷時など、直接プレーに関係なく消費された時間が「ロスタイム(インジャリー・タイム)」として加算される。前後半の間の休憩(ハーフタイム)は15分未満。
リーグ戦で延長はないが、カップ戦での延長戦は前後半15分ずつの計30分で行われ、それでも勝敗が決まらない場合は各チームが5人ずつ選手を選び、PK戦を行う。

 ポジションと役割

 ◎ フォワード/FW
 シュートを撃ってゴールを決める花形の選手で、「ストライカー」と呼ばれる。豪快なシュートや華麗なドリブル突破などにより攻撃の中心を担う。

◎ ミッドフィールダー/MF
 一番ボールに触る機会が多い、フィールド中盤の選手。攻撃的MFはFWに決定的パスを供給したり、自らシュートを撃ったりする。守備的MFは中盤の守備やパスの繋ぎ役、左右のMFはドリブル突破でサイドを駆け上がり、FWにクロスを供給する。

◎ ディフェンダー/DF
 自陣での守備に徹する。中央DFは屈強な体を生かして相手の攻撃を食い止め、左右のDFは守備だけでなく、素早さを生かして攻撃参加にも転じる。

◎ ゴールキーパー/GK
 チームの危機を救う守護神。最後の砦として敵のシュートを防ぐ。

 審判団

 主審1人(ピッチ内)、線審2人、第4審判1人(交替・ロスタイム表示)の計4人。UEFA主催の大会では、各ゴールの横にゴールライン審判も配置される。

 

 キックオフ

  試合前に主審と各チームの主将がコイントスを行い、勝者が陣地を選び、敗者がフィールド中央のセンターサークルでキックオフを行う。後半は陣地とキックオフが逆になる。ゴールが決まると、決められた側のキックオフから試合が再開される。
 
 

 オフサイド

  
要するに「待ち伏せ禁止」というルール。敵陣のゴールラインから数えて2人目の選手を基準に、横に引いた線をオフサイド・ラインと呼び、同ラインより自陣側にいる攻撃チームのボール保持者が、同ラインより敵陣側に入っている味方にパスを出そうとするとオフサイドとなる。オフサイド・ポジションにいる選手はボールに触らなくても、相手の邪魔になったり、自軍に優位だと見なされたりした場合もオフサイドとなる。

 反則について

 ◎ フリーキック(FK)となる反則
 相手を蹴る、叩く、押す、倒す、引っ張る、体当たりする、手や腕でボールを扱う、オフサイドなど。これらの反則を守備側が自陣のペナルティエリア内で犯した場合は、相手にペナルティキック(PK)が与えられる。

◎ ゴールキーパーの反則
 自陣ペナルティエリア内で6秒以上ボールを持つ、一度放したボールに再び手や腕で触れる、味方からキックでパスされたボールに手や腕で触れるなどの反則を犯した場合、相手チームのフリーキック(FK)となる。

◎ 警告/イエローカードとなる反則
 非スポーツマン的行為(ルールの無視、暴言、暴力行為、シャツを脱ぐ、審判を欺く)、審判に異議を唱える、度重なる接触による反則、遅延行為など。警告は1試合中に2度受けると退場となる。

◎ 退場/レッドカードとなる反則
 危険な接触による反則、過度な暴力行為、唾を吐きかける、相手のゴール決定機に接触による反則でシュートを止めるなど。退場した選手は、次の試合に出場することはできない。
 

 

マンU この選手に注目せよ!


FW ウェイン・ルーニー(26)
背番号10、イングランド代表

2004年からマンUに在籍するエース・ストライカー。


FW ハビエル・エルナンデス(24)
背番号14、メキシコ代表

2010年からマンUに在籍。昨年のファン投票では、マンUの年間最優秀選手に選出された。 


MF ポール・スコールズ(37)
背番号22、元イングランド代表

18年にわたってマンUに在籍。 


MF ライアン・ギグス(38)
背番号11、元ウェールズ代表

オーバーエイジ枠でロンドン五輪にも出場。22年にわたってマンUに在籍。 


DF リオ・ファーディナンド(33)
イングランド代表

2002年からマンUに在籍。