2012年4月19日

取材・執筆・写真/本誌編集部

大人も子供も満足度大のテーマパーク
サファリ&アドベンチャー・パーク
ロングリートを征く

 

日本がお手本?

 2000年~09年にかけてBBC2で放送されていたドキュメンタリー番組『アニマルパーク』は、サファリパークでの動物の生態、飼育員の日々などを紹介して人気を博し、記憶に新しい方も多いかもしれない。同番組と、同番組の前身で1998年と99年に放送された『ライオン・カントリー』の舞台となったのが、今回取材版が訪れたウィルトシャーにあるサファリパーク「ロングリート・サファリパーク」だ。敷地面積約9000エーカー(約36平方キロメートル)におよそ500匹の動物たちを有する同パークは、アフリカ以外では世界初のドライブスルー式サファリパークとして1966年にオープン、英国最大の規模を誇る。
 この「世界初」を実現させたのは、ジミー・チッパーフィールドJimmy Chipperfield(1912―90)という、17世紀から続く老舗サーカス団「チッパーフィールド・サーカス」の団長であった。動物の曲芸などを披露しながらヨーロッパや極東を巡回していたチッパーフィールドは、広大な土地に動物を放し飼いにし、車に乗ったまま動物を観察するというテーマパークの開設を考案。ウィルトシャーに広い敷地と大邸宅「ロングリート・ハウス」を所有するバース侯爵に、敷地の一部を解放してくれるよう掛け合った。

 


ようやく重い腰を上げてのっしのっしと歩き出したトラの姿をキャッチ。


オグロヌー(Blue Wildebeest)やシロオリックス(Scimitar - Horned Oryx)など動物園では見かけない珍しい野性動物がいっぱい。