パリ/リール
ユーロ・ディズニー
ブリュッセルへ ◆◆◆
セント・パンクラス駅は、ヨーロッパへの玄関口といえる。飛行機と異なり、出発時間の30分前にチェックインすればOKという気軽さもユーロスターのうれしいポイント。パリ往復(1日に17往復)で59ポンド(スタンダード・クラス)と、お得なチケットもある。ご予約はオンライン、または下記電話番号でどうぞ。
www.eurostar.com
Tel: 08705 186 186
Special thanks to: Eurostar / London & Continental Railways (LCR)
「グレードⅠ」に指定されている建造物だけに、修復時の要求は厳しく、高度なレベルの作業が求められた。また、上の写真に見られる、美しい水色は「バーロウ・ブルー」と呼ばれる。往時の様子を再現するために、2万リットルの同色のペンキが使われた。
(写真左)ユーロスターのプラットホームの下は、ショップやカフェなどが軒を連ねる。写真に見える白い柱は、かつてのアンダークロフト(地下倉庫)にあった支柱を補強したもの。その間隔は、ビール樽ちょうど3つ分で、ここに何千というビール樽が保管されていた時代をしのばせる。(写真右)車両数の多いユーロスターの発着に対応できるよう、増築された部分へのエントランスのひとつ。
プラットホーム・レベルで楽しむ 英国では、コベント・ガーデンのロイヤル・オペラ・ハウスに加え、トラファルガー・スクエアそばのナショナル・ポートレート・ギャラリーなどでレストラン業務を展開する、「Searcys」(スィアスィーズ)は、フランス系外食産業グループ。セント・パンクラス駅のメイン・レストランといえる「グランド」と、ユーロスターのプラットホームと並行してテーブルが並ぶ「シャンパン・バー」は、ともにその「Searcys」グループが仕掛け人だ。
グランドの店内。シンプルな中にも居心地の良さを感じさせるのは、照明などにベル・エポックの、どこか懐かしいデザインが採用されているからだろうか。静かで、駅独特のあわただしさとは無縁の空間。しぶめの金色の天井がゴージャスさを加え、大きな時計が、駅構内にいることを思い出させてくれる。 |
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マッシュトポテトの上にブラック・プディング(血入りソーセージ)、ホタテ、ロケットが上品に積まれたスターター。ウスターソースがベースと思われるソースは、かなりスパイシーで意外性あり。 |
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メインのスロー・ローストしたブタばら肉。風味付けに用いられているマーマレードのほのかな苦味が良いアクセントになっていた。 |
デザートに注文した季節の果物のプディング。甘さは控え目。 |
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The Champagne Bar
シャンパン・バー
停車中のユーロスターを真横に見ながら談笑できるバー。スタッグ・ナイトやヘン・ナイト(結婚直前に、男友達だけ、あるいは女友達だけで開くパーティー)のためにヨーロッパへ出かけるグループが気前よくシャンパン・ボトルを開ける姿も見られる。www.eurostar.com
tel: 08705 186 186
Special thanks to: Eurostar / London & Continental Railways (LCR)
© Michael Walter/Troika/LCR
足元のスイッチを押せば、温風が吹き出る仕組みになっているイス。温風は、15分たつと自動的に止まるようになっている。