2011年12月15日

取材・執筆・写真/本誌編集部

テムズの小島にたたずむ
モンキー アイランド ホテルを征く

ウィンザーから車で約20分。
バークシャーにある小さな村ブレイの近くに「モンキー・アイランド・ホテル」がある。
テムズ川に囲まれた小さなプライベート・アイランドに建つこのホテルは、
かつてはロイヤル・ファミリーや作曲家エルガーなどの著名人たちが集まり、
アフタヌーン・ティーを楽しむ人気静養スポットであった。
小説の舞台にもなったというこの地を、今回は征くことにしたい。

 

テムズ川に浮かぶ小島で過ごす週末

 もうすぐ冬時間に変わろうかという10月下旬のある朝、取材班はロンドンから西へと車を走らせた。今回我々が訪れたのは、イングランド南西部バークシャー、ブレイという村の近くにある「モンキー・アイランド・ホテル Monkey Island Hotel」。ロンドン中心部から約31マイル(約50キロ)、車で1時間ほど、またヒースロー空港からは約25分、ウィンザーからも約20分という距離だ。
その名前からもわかるように、このホテルはテムズ川に浮かぶ小さな島「モンキー・アイランド」にある。島へのアクセスは、フットブリッジかボートのみ。60年ほど前まではこの橋もなく、ここを訪れた人々はボートやフェリーで川を渡っていた。建物は何度か改築されているものの、ゲストハウスとしての歴史は長く、約170年前から続く隠れ家的な「プチホテル」である。
晴れた日には川面に映る青い空と白い雲、風に揺らめく木々や真っ白なホテルの建物を庭園で眺めながら、川のせせらぎや鳥のさえずりを聞き、優雅にアフタヌーン・ティーを楽しむ――そんな穏やかな週末の午後を過ごすのに、まさに理想的な地といえる。


テムズ川に浮かぶモンキー・アイランドの上空写真。
写真上部に見える白い建物がパビリオン、その下のL字型をした白い建物がテンプル。