化石ザクザク!?
イングランド南部「ジュラシック海岸」は
地球のタイムカプセル
イングランド南部の、ドーセット州からデヴォン州東部まで延びる、95マイル(約153キロ)に及ぶ海岸線は、2億5千万年前から始まる三畳紀から、ジュラ紀、白亜紀へと続く中生代の地層が連続して見られる世界唯一の場所とされる。2001年にユネスコの世界自然遺産に指定されている。


この一帯では白亜紀(1.4億~6500万年前)に地面が大きく傾いたため、通常はなかなか見られないそれよりさらに昔の三畳紀(2.5億~2億年前)やジュラ紀(2億~1.4億年前)の地層が露わになっており、世界有数の化石の宝庫。数世紀に渡って地球科学の研究に貢献してきた。


















メアリーが暮らしたライム・リージズ付近の海岸線も三畳紀からジュラ紀にかけて形成されたライムストーン(石灰岩)と頁岩(けつがん)と呼ばれる2つの石が層になった「ブルー・ライアス(Blue Lias)」=写真下=と呼ばれる地層が海に向かってむき出しになっている。メアリーはこの浜辺でイクチオサウルスを始めとする貴重な化石を見つけ出したのだ。©Michael Maggs

現在でもアンモナイトの化石などはビーチで簡単に見つけることができ、持ち帰るのも自由とのこと。壮大な海岸線の眺めに加え美しい町や村が点在、宿泊施設も充実したこのエリア、現在もホリデー先として根強い人気を誇っている。