愛人が歩んだ苦難ディケンズ、晩年の秘密の愛とは…
クリスマス・キャロル

ディケンズとエレンの愛を描いた映画「エレン・ターナン~ディケンズに愛された女~」(英題:The Invisible Woman)が、2013年に制作されている。
刺激のない妻に退屈していたディケンズは、舞台演出の仕事を通してエレンと出会い、25歳以上離れた若き女優に強く惹かれていく。一方、エレンもディケンズの才能に魅せられ、やがて2人は恋仲へと発展する。しかし、国民的な人気作家のディケンズにとって、その「不適切」な関係は世間に決してバレてはならない大スキャンダル。家庭を捨てたディケンズとの愛に生きることを決めたものの、エレンは「日陰の身」での生活を余儀なくされる…。
ディケンズを英俳優のレイフ・ファインズ、エレンを英女優のフェリシティ・ジョーンズが演じている。

ロンドンに唯一現存する、当時のままの家 チャールズ・ディケンズ・ミュージアム
チャールズ・ディケンズ・ミュージアム

ディケンズが暮らした場所としてブループラーク等が飾られている建物は、ロンドンだけでも10ヵ所近くある。しかし、その中でもディケンズが暮らした当時のままの姿を留めている唯一の家がホルボーンの近くにあり、博物館として一般公開されている。
ディケンズは結婚した翌年の1837年にこの家に引越し、2年半ほど妻や子供たちと生活。妻キャサリンの妹で、ディケンズ一家と一緒に暮らしていたメアリーは、この家で亡くなった。館内にはディケンズが愛用していた家具や蔵書のほか、直筆原稿や手紙などが展示されている。


 ダイニング・ルーム
ダイニング・ルーム

様々な作家や画家を招待し、たびたび夕食会が開かれたダイニング・ルーム。ディケンズは結婚当初、テーブル・マナーがよくわからず恥ずかしい思いをした。

ディケンズの書斎
ディケンズの書斎

朝食から昼食までを「執筆時間」と決めていたディケンズは、邪魔されるのを嫌い、書斎に閉じこもった。手前の机と椅子はギャッズ・ヒルの自宅にあったものを移送。

主寝室
主寝室

夫婦の寝室。キャサリンはこの部屋で、長女と次女を出産した。この部屋にある鏡は、ギャッズ・ヒルの自宅にあったもの。ディケンズは鏡を見ながらキャラクターを作り出していた。

Charles Dickens Museum

48 Doughty Street, London WC1N 2LX
https://dickensmuseum.com
オープン時間: 月~日曜 10:00~17:00(12月25・26日は休館)
入館料: 大人£9.50(音声ガイド +£3)

週刊ジャーニー No.1066(2018年12月20日)掲載