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大幅な経費削減を目指すブリティッシュ・エアウェイズ（BA）が、片道８時間半以内のフライトについて、エコノミークラスでは２回目の機内食は提供されず、代わりに配られるのはチョコレートバーのみとすることを発表したと、この欄で８月にお伝えしたが、エコノミー利用客にはさらに冷たい仕打ちにさらされるという。
短い距離の路線を利用するエコノミー・クラスの乗客について、機内で提供するのは大手スーパー「マークス＆スペンサー」の有料のスナックやサンドイッチのみとすることを決定した。「メトロ」紙が報じた。
値段はクリスプが１ポンド、チェダーチーズ・サンドイッチが３ポンド、チキンとキノア＆ライスのサラダが4.95ポンドなど。実際のM&Sの店頭価格と比べると割高。
無料の軽食サービスは、ヒースロー／ガトヴィック空港発着便は来年１月11日から廃止、ロンドン・シティ空港とスタンステッド空港発着便は夏までに廃止の予定だという。
格安航空会社との利用客争奪戦は激しくなるばかりで、航空運賃を下げるしかないBAがコスト削減のために着手したのが、機内食というわけだが、機内でM&Sの割高サンドイッチというのは切ない…。ただ、M&Sでは「英国を代表する企業であるBAに商品を提供できて光栄」としている。