
ワインにまつわる今月のトピック㉚ キッシュに合うワイン
ピクニックに最適なキッシュ
暑くも寒くもなく、また、青空の日が多く、すがすがしい6月は、英国が最も美しく輝く季節。ピクニックやBBQなど、屋外で食べたり飲んだりする機会も増えるシーズンだ。こうした機会にしばしば登場する料理にキッシュquicheがある。キッシュといえば、先月6日、チャールズ国王の戴冠式が厳かに行われたが、式後の「Big Lunch」用にチャールズ国王夫妻によって選ばれ(王室シェフのマーク・フラナガン氏監修)、供されたのが、コロネーション・キッシュCoronation quicheだった。キッシュは、もともとフランスのアルザス=ロレーヌ地方の郷土料理だが、英国でも広く愛される料理となっている。
コロネーション・キッシュに挑戦

このコロネーション・キッシュ、とても簡単に作れるのでここでご説明しよう。
*作り方の動画はこちらにアクセスして確認することができる。
【用意するもの】6人分用
*20センチパイ皿(底がとり外せるものが便利)
*パイ生地…250グラム(もちろん手作りでも良いが、市販の冷凍ショートクラスト・ペイストリshortcrust pastryでOK)
*キッシュの中味…ミルク1/2カップ、ダブル・クリーム3/4カップ、卵2個、細かく切ったタラゴン1テーブルスプーン、すりおろしたチェダー・チーズ100グラム、1センチ幅ほどに切ったほうれん草1カップ、ゆでたそら豆かゆでた大豆1/2カップ、塩コショウ適量
【作り方】
① パイ生地を5ミリの厚さに伸ばしてパイ皿に広げる。
② 焼いている最中に底のパイ生地が持ち上がってこないようにフォークで数ヵ所パイ生地の底を刺し、その上にグリースプルーフ・ペーパーをかぶせ、重しとしてセラミック・ベイキング・ビーンズや生米を入れて、190℃で15~20分程オーブンで焼く。
③ オーブンから出したら、重しのセラミック・ベイキング・ビーンズや生米、グリースプルーフ・ペーパーを取り除いて、パイ生地を冷ます。
④ パイ生地が冷めたら、おろしたチェダー・チーズの半量をまんべんなく広げ、その上にほうれん草を広げる。
⑤ ミルク、卵、ダブル・クリーム、タラゴンを混ぜ、塩コショウしたものを④の上に注ぐ。残しておいた残り半量のチェダー・チーズをその上に散らす。
⑥ 160℃のオーブンで表面がキツネ色になるまで20~30分ほど焼けば出来上がり。
キッシュに合わせたいワイン
コロネーション・キッシュに限らず、キッシュは熱いままでも、温かくても、冷めてもおいしく楽しめるので、ピクニックやホーム・パーティーにぴったり。グリーン・サラダを添えてサーブするといいだろう。
キッシュに合うワインだが、キッシュが温かくても、冷たくても、赤ワインは向かない。辛口のロゼか白ワイン、あるいはスパークリング・ワインを合わせたい。スパークリング・ワインなら、シャンパーニュでも、カバでも、プロセッコでもよいだろう。


週刊ジャーニー No.1294(2023年6月8日)掲載











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