今回は創業1975年、英国初の韓国レストランを謳う「アリラン」に潜入。アリランとは有名な朝鮮民謡の名前。バブルの頃はとてもお世話になった店だ。最近は英国でも韓国レストランが激増。競争激化で同店も一時、ビュッフェ式を採用するなど迷走しちゃって店の雰囲気が一変。その頃に足が遠のいてしまった。かつてよく利用した店がロックダウンも生き抜いて今も頑張っている。嬉しくて久しぶりに訪ねてみた。店に入るとたちまち30年前の記憶が蘇った。テーブルや調度品はさすがに入れ替わっているのだろうけど店内の空気感が良くも悪くも当時のまんま。バブルの頃は焼き肉に飢えた日本人駐在員たちでいつも賑わっていたものだが、今は西洋人7割、韓国人3割といった感じ。かつてのように周囲から日本語が聞こえて来ないのは少し寂しい。メニューは最近流行りのKFC(韓国式鶏のから揚げ)なども取り入れているけど主流は王道。どれも相変わらず美味しい。女性スタッフたちも気が利いて笑顔が素敵。なのに何となく漂う野暮ったい雰囲気が残念。まあ美味しいからいいか。(たべ太蔵)
総合評価 3.9
食事
サービス
雰囲気
お値段(1人分・ドリンク抜き)
£35~40
Arirang Korean Restaurant
31-32 Poland Street, London W1F 8QT
Tel: 020 7437 6633
www.ariranglondon.co.uk
Opening hours
Mon-Fri 12:00-15:30 / 18:00-23:00
Sat 12:00-23:00
Sun 12:30-22:30
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週刊ジャーニー No.1329(2024年2月15)掲載