
コンテンポラリーなインド料理で高い評価を得ているウェストミンスターの「シナモン・クラブ」。その姉妹店でよりカジュアルにしたのがこの「シナモン・バザール」。老舗英国料理店「ルールズ」の並びというコヴェント・ガーデンの一等地に佇む。一応パンジャブ料理が軸となっているみたいだけどコンセプトは「アジア交易路」。なのでメニューはインドネシア、アフガニスタン、中東などが交差しインテリア同様エキゾチックな雰囲気が漂う。スパイスを重層的に使ったアジア料理を現代風にアレンジしたコンテンポラリー料理と思って行くと分かりやすい。正午から午後4時まではアフタヌーン・ティーも提供しているため、女性客に人気の店かと思ったけど、客層は案外男性率高し。料理は小皿系で量的に足りるか不安だったが味付けが濃い目で一口目からインパクトがあるものが多いので終わってみたら丁度良し。美術や音楽同様コンテンポラリーは評価が分かれやすい。新しい世界にチャレンジし、面白がる人にはグー。インド料理とはカレーだと信じる人は他行った方がいいかも。(たべ太蔵)


総合評価 3.9
食事
サービス
雰囲気
お値段(1人分・ドリンク抜き)
£30~35
Cinnamon Bazaar
28 Maiden Lane, London WC2E 7JS
Tel: 020 7395 1400
https://cinnamon-bazaar.com
Opening hours
Mon-Sat 12:00-22:30
Sun 12:00-21:00
Afternoon tea 12:00-16:00
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週刊ジャーニー No.1319(2023年11月30日)掲載