
編集部スタッフが最近親しくなった年配の中国人女性が勧めてくれたのがこの「パール・リアン」。中華は華人に倣うべし。店はパディントン駅から運河沿いに徒歩数分、円形劇場風憩いの場の舞台部分にある。名店「マンダリン・キッチン」にいたマネージャーが同店の元ヘッドシェフと共同で始めた広東料理の店。ガラス張りの入り口を入ると想像していたよりも随分ゆったりとした構造。「超」はつかないが高級感もある。ドレスコードはないけれど普段着よりギアを1つ上げた方が無難かも。スタッフも礼節と笑顔があり好感が持てる。「1時間半でテーブル開けてね」はなかなか強気。ランチタイムだったので迷わず飲茶攻め。ディムサムは洗練され、彩も豊かで見た目も美しい。肝心のお味はどれもレベルが高い。ただ、良く言えばお上品。悪く言えば少しだけ薄味でパンチ不足。期末テスト頑張ったけど、学年で6番目だったみたいな「あとちょっと感」が残る。ところが請求書見て心変わり。このインフレ下、驚くほどリーズナブル。雰囲気良し、味よし、コスパ良しでちゃっかり再訪決定。(たべ太蔵)


総合評価 4.1
食事
サービス
雰囲気
お値段(1人分・ドリンク抜き)
£20~25
Pearl Liang
8 Sheldon Square, London W2 6EZ
Tel: 020 7289 7000
https://pearlliang.co.uk
Opening hours
Mon-Sun 12:00-22:30
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週刊ジャーニー No.1317(2023年11月16日)掲載