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オールド・コンプトン通りはソーホーを東西に貫く歓楽街。17世紀に迫害を逃れてフランスから渡って来たユグノー(プロテスタント)難民が住み着いた。やがて商人や芸術家、哲学者など多種多様な人が流れ込んでモザイクのように複雑で独特な文化が形成された。1970年代以降LGBTQ+コミュニティのメッカ的存在となり、ゲイパブやバーが軒を連ねるように。そのためレインボーフラッグがあちこちにパタパタ。一帯はジャズの聖地でもありライブ演奏を売り物にする店も多い。こう書くとレストランの味は二の次? と思う人がいるかもしれないが実際は逆。期待を裏切る店はすぐにそっぽを向かれる。このブラッセリーは2018年オープンと歴史は浅いがインテリアデザインには地元のアーティストたちが参加。ソーホーのうさん臭さとエレガントさが同居するボヘミアンな雰囲気が素敵過ぎ。メニューは多国籍オーソドックスながらちゃんと今どきのアレンジが施されていて軽やかで美味しい。日本でLGBT法という「?」な法律ができた今、理解増進のためにも一度ぜひお試しを。(たべ太蔵)
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総合評価 4.1
食事
サービス
雰囲気
お値段(1人分・ドリンク抜き)
£25~30
Old Compton Brasserie
36 - 38 Old Compton Street, London W1D 4TT
Tel: 020 7434 2214
www.oldcomptonbrasserie.co.uk
Opening hours
Mon-Wed 12:00-23:30
Thu-Fri 12:00-24:30
Sat 10:00-24:30
Sun 10:00-23:00
週刊ジャーニー No.1300(2023年7月20日)掲載