教えてヘンリーくん!

Q63ショートブレッドはビスケットのはずなのに、なぜ「ブレッド」と呼ぶの?

Aふむ、よい質問じゃな。サクサクポロポロとした口当たりと、口いっぱいに広がるバターの風味が特徴的な、スコットランド生まれのビスケット「ショートブレッド」。英国土産としても大人気じゃが、「ちっちゃいパン(Shortbread)」って名称、おかしくないか? これって実はパンなの?

聞いて驚け! この「ショート」とは、サクサクしてちょっともろい食感を表す古英語なのじゃよ。ショートブレッドの起源は12 世紀までさかのぼる。パンをつくったときに余った生地を有効活用しようと、甘みをつけて2度焼きし、硬いビスケットに焼き上げたのじゃ。ゆえに、「サクサクしたパン」と呼ばれるようになったのじゃな。貴族にも人気で、反逆罪で処刑されたスコットランドのメアリー女王の大好物だったそうじゃよ。

ちゃーんと理解したか? 覚えておかんと、お主の首もはねちゃうぞ!

週刊ジャーニー No.1190(2021年5月27日)掲載

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